「テストの好感触を持ち越したい」バレンティーノ・ロッシ、ドイツGPで今度こそ好結果なるか
ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは、第8戦ドイツGPではカタルニアテストでの良い状態を反映していきたいと語った。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
2021年のMotoGPは、6月に第8戦ドイツGPと第9戦オランダGPを終了すると約1ヵ月のサマーブレイクに入り、シーズンは折り返しを迎える。
そのシーズン前半戦の戦いが重要となっているのがペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシだ。彼は今シーズン、ヤマハから同チームに移籍したが、その契約は1年間限りとなっている。ロッシは現役を続けることも視野に入れているが、契約更新にはパフォーマンス条項が定められていることが分かっており、苦戦が続くロッシにとってはドイツGP、オランダGPで好成績を残すことが非常に重要になっている。
前戦カタルニアGPではひさびさの予選Q2進出を果たし、決勝に向けても期待が高まっていたが、ロッシは再び決勝でリヤエンドのグリップ不足に苦しんだ。さらに転倒によってレースをリタイアせざるを得なかった。
ただドイツGPに向けて希望が無いわけではない。カタルニアGP翌日に行なわれた公式テストで、ロッシは良いフィーリングがつかめたと感じており、それをドイツGPでも発揮したいと考えている。
「バルセロナでは良いテストができた。分析したいと思っていたいくつかのセッティングを試してみたけど、ペースは良かった。トップ10に入っていたし、ポジティブな感触だったよ」
ロッシはチームのドイツGPプレビューにそうコメントを寄せた。
「ドイツでもこうしたフィーリングを持ち越して、良い週末になることを願っている」
「ザクセンリンクは他のサーキットとはかなり異なっていて、大部分が左コーナーで構成されている。でも過去には2009年を始めとして何度も良いバトルを経験してきた。去年は中止になっていたから楽しみだよ」
なおロッシのドイツGPでの表彰台獲得は、直近では2018年のレースでの2位。2019年は8位でフィニッシュとなっている。
チームメイトのフランコ・モルビデリはカタルニアGPで良好なペースを見せていたが、Aスペックのバイクが最高速で劣っていることもあり、9位フィニッシュに留まってしまった。そのため、次戦での巻き返しに意気込みを燃やしている。
「カタルニアGP初日2日目と、そしてテストで見つかったポジティブな点を持って週末に臨むのが楽しみだ。ザクセンリンクではより強くなれることを願っているけど、もちろん行ってみるまでは分からない」と、モルビデリは語った。
「ザクセンリンクはとてもタイトで良いコースだ。今週末が楽しみだよ。Moto2で初めて走ったときのことを思い出すね。サーキットはよく知らなかったけど、レースでは表彰台を争った」
「サマーブレイク前の次の2戦はできるだけベストな形で終えられるようにしたい」
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