散々な母国GPを過ごしたロッシ、“禁断のモトクロス”解禁でリフレッシュ
バレンティーノ・ロッシはイタリアGPでの“ショック”から立ち直るために、禁止していたモトクロス会場へ訪れたようだ。

バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、母国グランプリだった前戦イタリアGPで、予選では下位に沈み、さらに決勝レースでは転倒リタイアに見舞われるなど、厳しい週末を過ごした。
そして、カタルニアGPの週末までに、ロッシはドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチと、イタリアのカヴァッラーラにてモトクロスを共にしたという。
ロッシは2017年に同トラックでのトレーニング中に右足を骨折し、サンマリノGPの欠場を強いられていた。そして、それ以来カヴァッラーラでライディングをすることは許されていなかったと、彼は説明している。
「ムジェロで厳しい週末を過ごした後には、これは良い治療だよ」とロッシは語る。
「集中して自分の計画を続ける必要がある。ムジェロのレース後に、僕らはカヴァッラーラに行った。ここは2017年に僕が怪我をした場所だけど、最も好きなトラックのひとつで素晴らしい場所なんだ。そこに行くのがいつも大好きで、そこで育ったんだ」
「だけど、残念なことに2017年のミサノの前に、僕はクラッシュし、負傷してしまった。それで僕のチームや、特に父と周囲の人みんなが僕をそこへ2年間行かせてくれなかった。僕は行きたいと言っていたんだけど、禁じられていたんだ」
「今回は、シーズンの始めからドヴィツィオーゾとペトルッチと一緒に行こうと話していた。彼らはカヴァッラーラに来たいと言ってくれた。だから父のところへ行って『ペトルッチとドヴィツィオーゾが待っている。僕らは行かなくちゃならない』って言ったんだ」
今週末行われるカタルニアGPでは、ロッシは出だしから良いペースを刻むことが鍵になると考えている。
「ムジェロはとても、とても厳しいものだった。2018年には良いレースができていたから、期待を持って望んでいたんだ」
「だから、少しショックだったよ。実際にはトラブルだらけだったからね」
「ここは僕が好きなトラックのひとつだ。大好きな場所なんだ」
「厳しい時に僕らはいる。残念だけどとても速いわけじゃないんだ。だけど最低でもムジェロよりも良くなるように集中して取り組む必要がある。次の日に向けて強くなって、ベストを尽くす必要があるんだ」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | 第7戦カタルニアGP |
ドライバー | バレンティーノ ロッシ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |