ロッシ、現役最後の予選で10番手確保「僕にとっても、チームにとっても最高の土曜日」
バレンティーノ・ロッシは現役最後のレースとなるバレンシアGP予選で、10番手を確保。FP3で予選Q2への直接進出を決定したことが全てを変えたと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの生きるレジェンド、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)の現役最後のレースとなるバレンシアGPの予選が行なわれた。ロッシは今季4回目のトップ10入りを果たしたが、彼としても良い結果だと感じているようだ。
ロッシは初日フリー走行では最後尾となる21番手に沈んでいたが、2日目午前のFP3終盤に一気にペースアップ。総合タイムでトップ10圏内に入り、予選Q2への直接進出を果たした。今シーズンはQ2進出にも苦戦することが多かっただけに、周囲も盛り上がりを見せた。
予選Q2ではFP3で記録したタイムから大きく改善することはできず、10番手にとどまったものの、ロッシは素晴らしい土曜日になったと満足感を見せた。
「僕にとっても、皆にとっても、素晴らしい土曜日だった」と、ロッシ。
「今朝のFP3からとてもいい感じがあったんだ。タイヤやセッティング、マシンのフィーリングが改善されているように感じていた」
「最終的に総合トップ10に留まることができて、予選Q2 にも直接向かうことができた」
「Q2直接進出が多くのコトを変えてくれた。午後のFP4では違うタイヤを試していたんだけど悪くなかったし、その後の予選ではラップタイムを1分30秒7まで改善して、またトップ10に入ることができた。ヤマハ勢最速(ファビオ・クアルタラロ/8番手、0.126秒差)からも近かった」
「僕にとっても、チームにとっても、最後のレースで最高の気分にさせてくれた」
「エモーショナルな瞬間を抜きにしても、僕にとってはとても重要な結果だった。良い週末にすること、良い結果を得ることは大事だし、トップ10からのスタートにできたことで良い土曜日になったよ」
なおロッシは予選中、弟子のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の後方を追いかけて走る作戦を採っていた。ただこれに関しては、事前にバニャイヤと打ち合わせをしたモノではなかったとロッシは語っている。
「ペッコは予選で僕を助けてくれた。凄く嬉しいよ」
「なにか明確なプランを用意していたわけじゃない。僕は単に彼の後ろで予選を始めて、彼は僕を確認してもプッシュし続けたんだ。だから、ペッコにはラップタイム改善の手伝いをしてもらったから、感謝しなくちゃね」
そのバニャイヤは、予選終盤の転倒でイエローフラッグの原因になり、幾人かのアタックには影響も出た。ただロッシはバニャイヤがクラッシュしていなかったとしても、タイム改善は難しかっただろうと話している。
「僕はもう終わっていたからね。僕の予選での良いラップは最初のアタックで、次はもうリヤグリップを失っていたんだ」
「1分30秒7というタイムは、もう少し良くできたとは思うけど、これが僕のポテンシャルだったと思うよ」
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