ロッシ、来季用バイクの出来に危機感「期待ほど前進できていない」

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ロッシ、来季用バイクの出来に危機感「期待ほど前進できていない」
David Gruz
執筆: David Gruz
2018/11/29 22:44

バレンティーノ・ロッシは、ヤマハがバレンシアとヘレスに持ち込んだ進化版のバイクは、勝利を争うためには十分なモノではないと語る。

 2018年シーズンを未勝利で終えたバレンティーノ・ロッシ。早速シーズン終了後のテストにも臨んでいる。

 ヘレスで行われたテストの初日、ロッシは17番手と低迷。しかしこれは、新品タイヤを履いてアタックラップに入った際、マシンに問題を抱えたためだ。ただロッシは、アタックラップだけではなく、レースペースでも強さを発揮することができないと嘆いている。

 ヤマハはバレンシアとヘレスのテストに、2基の新エンジンを持ち込んだ。しかしロッシは、どちらのエンジンも”必要な改善”を遂げることができていないと感じたようだ。

「問題は、僕にとって大きな前進を遂げることができないということだ」

 そうロッシは語った。

「バイクに乗る時、その問題は多かれ少なかれ同じだ」

「最終的なリザルトで言えば、僕はすごく後ろの方にいる。それは、新しいタイヤを履いた時に問題があったからだ。僕はタイムアタックしなかった。それとは別に、最も重要であるレースペースに集中したとしても、僕は速くはなかった」

「上位のライダーたちは、僕らと比べて速くなっている。問題は、エンジンに正しい選択をしていないということだ。いずれにしても、僕らが求めていたような改善を遂げることができていない。これは、僕の考えだけどね」

 また、タイヤのデグラデーションに関する問題も修正されていないとロッシは語る。そのため、中古タイヤを履いた時のヤマハのバイクは、ドゥカティやスズキに劣るという。

「新しいタイヤでは僕らは速い。マーベリック(ビニャーレス)は、とても速かった。フランコ(モルビデリ)も速かった。でも何周かした後では、ドゥカティ勢やスズキの方が良いペースだった」

「明日レースがあったら、僕らは5位、6位、7位というところだろう。もし1台でも転倒すれば、4位になれるかもしれない。しかし、勝利を目指すためには戦えていない」

 ヤマハは、昨年のオフシーズンにも苦戦していた。ロッシは現在の状況が、1年前とよく似ていると感じている。しかし来季が今季同様に苦しむことになるかどうかは、まだ分からないとロッシは語る。

 ヤマハは今季、長きにわたって勝利を挙げることができなかった。しかし、オーストラリアGPでビニャーレスが勝利したことで、連敗記録を止めた。

「(来季について)話すのは、まだ早い」

 そうロッシは語る。

「エンジンだけが足りないわけじゃない」

「他にもとても重要なエリアがいくつかある。それは、シーズン中に変更することもできる。だから、改善できることを願っている」

Additional reporting by Carlos Guil

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シリーズ MotoGP
イベント Jerez November testing
ドライバー バレンティーノ ロッシ 発売中
チーム Yamaha Factory Racing
執筆者 David Gruz