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未来のペトロナスSRTは“サテライト”に非ず? チーム代表「ただの“お客さん”では満足できない」

ペトロナス・ヤマハSRTのラズラン・ラザリ代表は、2022年以降のヤマハとの提携については“サテライト”や“インディペンデント”といった枠を超える関係となることを望んでいると語った。

Razlan Razali, Petronas Yamaha SRT

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPの2020年シーズンはヤマハ勢が7勝を記録。うち6勝はサテライトチームのペトロナス・ヤマハSRTが獲得したものだったが、彼らはヤマハとの関係をより進歩したものとするための話し合いを行なったという。

 2020年シーズンは開幕からファビオ・クアルタラロが連勝し、彼はシーズン中盤までチャンピオンシップ争いを引っ張る存在だった。しかし第10戦アラゴンGPでフロントタイヤに内圧の問題が発生してしまうと、キャリアワーストの18位でフィニッシュ。タイトル争いにおいて後退するターニングポイントとなってしまい、最終的なランキングも8位に留まった。

 また昨年はエンジンのホモロゲーション規定でヤマハの違反が認定されたため、コンストラクターズポイントを50点剥奪される事件も発生。これによってヤマハはドゥカティにコンストラクターズタイトルを明け渡す事になってしまった。

 そうした中、ヤマハ陣営を牽引していたペトロナス・ヤマハSRTとヤマハ本体との間で不和が生じたという噂があった。その点について尋ねられたラザリ代表は「自分たち(ペトロナス・ヤマハSRT)はワークスチームをサポートするパートナーというよりも単なる“カスタマー”として感じられていた」とその胸中を明かした。

 ただヤマハとSRT側は2020年末にそうした懸念について話し合う席を設け、そこでは2022年から2026年までの期間をカバーする新たな提案が出たため、両者の緊張は緩和したという。

「昨年末の間に、我々はヤマハとブリーフィングを行ない、その状況に対処した。同時に彼らは次の5年間に向けた提案もしてくれた」

 ラザリ代表は3月1日のチームローンチイベント後にそう語った。

「我々は“ただの顧客”であり、パートナーではないと感じていたことに対処したんだ」

「チャンピオンシップ争いで負け、バレンシアでヤマハがコンストラクターズタイトルを失ったときに我々は非常に動揺した。彼らよりも我々のほうが動揺しているように思えた」

「だがそうしたことに我々は対処した。そして彼らがその事実を認識し、2022年以降に向けた提案が過去2年以上のものになっていることを嬉しく思う」

「彼らは他のチャンピオンシップ、アジア選手権や日本選手権のライダー育成にも目を向けている」

「Moto2やMoto3の我々の若手ライダーにも目を向けている。だから我々はできるだけ若手ライダーを育成し、ライダーがヤマハファミリーに留まるようにこの関係を最適化したいと思っている」

「我々は既にそれを見てきた。非常に前向きなものだし、満足しているよ」

「5月、6月にはヤマハとの新たなコラボレーションを完成させ、インディペンデントチームだとか、サテライトチームという呼び方をやめることができればと思っている。そのふたつの言葉は嫌いなんだ」

 なお2022年以降には、バレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームがMotoGPクラスへ進出することも予想されており、その際には関係の深いヤマハと提携するのではないかとも考えられている。

 ラザリ代表はSRTの将来について、他メーカーと提携することや、VR46チームと提携する可能性を除外していない。ただ将来の計画についてはタイトルパートナーのペトロナスが何を望んでいるのかによって決まってくると強調している。

「我々は非常にオープンな姿勢でいる。いかなる機会においてもドアを閉ざすことはない」

 ラザリ代表はVR46チームとのコラボレーションの可能性について問われると、そう答えた。

「しかし最も重要なことは我々のタイトルパートナーであるペトロナスの戦略と方向性だ」

「彼らは我々が前進するハイレベルなチームとして何をしたいのか、それを決定する。我々は彼らがアプローチしてくるまでは分からないため、待つ必要がある」

「可能性を否定しているわけではない。我々はどんな機会や提案にも非常にオープンな姿勢でいるんだ」

 

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