王者ミル「タイヤ交換のタイミングが良くなかった」初日13番手で予選Q1スタート濃厚な状況
スズキのジョアン・ミルはMotoGP第2戦ドーハGP初日に総合13番手とQ2への直接進出を逃す位置に留まったが、チームの戦略ミスも要因にあると語った。
Joan Mir, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦ドーハGPが行なわれているが、昨年王者となったスズキのジョアン・ミルは、予選をQ1からスタートすることが濃厚な状況だ。予選組分けはFP3までの総合タイムで決定されるが、日中に行なわれるFP3はコンディションが厳しくタイムを更新することが難しいためだ。
そのためミルは開幕戦から連続でQ1スタートという状況になりそうだが、チームのタイヤ戦略にミスがあったと考えている。曰く、FP2終盤のアタックで新品のタイヤへと履き替えるタイミングが遅かったため、最後のアタックが1度しか行なえなかったのだという。
「最近は他のグランプリで以前熱を入れたタイヤを使わなくちゃならないんだけど、これは完全に新しいタイヤと同じ様なパフォーマンスではないんだ」と、ミルは言う。
「それを皆も分かっているから、最後の出走に向けて良いヤツ(タイヤ)を待っていたんだ」
「どういうわけかチームは僕をタイヤ交換で呼び戻したから、急遽ピットへ戻ったんだ。でもそれで時間が無くなってしまった。残り時間をコントロールできなかったんだ。ただ表示を見ているだけだった」
「チームとして今日はベストな戦略を採れなかった。厳しい状況だし満足はできない。今のパッケージで良いラップタイムを刻むのはかなり難しいんだ。ここでは細かいところが重要なんだ」
「最後に良いタイヤを使う必要があったからチームは僕を呼んだ。僕らはそこまでにそれを使っていなかったんだ。新タイヤは使っていたけど一番良いやつじゃなかった。でも呼び戻すのが遅かった。それが問題だったんだ」
またミルは、開幕戦カタールGPと同じサーキットでの連続開催となる今回のドーハGPは、トラックコンディションの変化によって「これまで以上に1周のペースで苦戦している」と話す。しかし彼はレースでは開幕戦と比べてもあまりパフォーマンスを失っていないと感じているようだ。
「これまで以上に(1周の)ラップタイムを刻むのに苦労している」
「頑張っているけど悪くなっていて、皆がバイクを改善しようと取り組んでくれている。水準の高いバイクがたくさん居るし、僕らはバイクを改善しなくちゃいけない。今日については満足できないね」
「レースでのパフォーマンスも確認できなかった。でも良いパフォーマンスが備わっている自信はある。FP1は日中だから断言するのは難しいけど、ユーズドタイヤのみでの走行でもラップタイムは悪くなかったんだ。だからレースペースでは何もパフォーマンスは失っていないと思う」
「だけど1周のラップタイムをどうにかできなかったから、残念に思っている」
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