モルビデリ、原因不明の不調になす術なし「決勝は手探りでやってみるしかない」
ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは、バイクのフィーリングが何をやっても良くならないと語り、ドーハGP決勝は「やってみなければ分からない」という。


ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリが苦しんでいる。MotoGP開幕戦カタールGPでは予選7番手となったが、決勝はホールショットデバイスにトラブルを抱え18位フィニッシュ。さらに第2戦ドーハGPではFP1で2度白煙を吹くエンジントラブルに見舞われ、早くも3基目のエンジンを使用している。
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ドーハGPの予選では、チームメイトのバレンティーノ・ロッシがキャリアワーストの21番手に沈んだ一方、モルビデリは10番手。ただバイクのフィーリングは良くなく、抱えている問題の原因もはっきりしていないという。
「フィーリングが悪いんだ。何をやっても、平均的に悪い状態が続いている」
「スピードは変わっている。少し良くなったと感じる時もあるし、少し速くなったと感じる時もある。でもその感覚は次のレースで消えてしまうんだ」
「だから何も確かではないし、はっきりしない。どこを重視すればいいか分からないんだ」
「僕に分かっているのは、バイクのフィーリングが良くないこと、それだと難しいということだ。でも決して諦めない」
問題を抱えたまま決勝レースに臨むのかと訊かれた彼は、次のように答えた。
「レースでのスピードがどうなるか見てみないといけない。もし魔法のような解決策が見つからなければ、本当に手探りでやるしかない」
「実際に乗ってみて感触やスピードを確かめ、対応するしかない。それが僕にできる唯一のことなんだ。僕はクレイジーなライダーではないから、クレイジーなことはしないようにするよ」

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
ヤマハのサテライトチームが苦しんでいる一方、ファクトリーチームのヤマハは、好調なドゥカティ勢と予選で熾烈なアタック合戦を展開。開幕戦ウイナーのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が3番手、ファビオ・クアルタラロが5番手となっている。
ビニャーレスは予選でのアタックを振り返り、次のように語った。
「1回目のタイムアタックであまりいい感触が得られなかったので、正直、フロントロウはとても難しいと思っていた」
「でも、2回目のタイムアタックをしたときに、マシンがうまく機能していることが分かった。だから正しくマシンをプッシュすることができた」
「信じられないようなラップタイムを出すことができた。そのタイムを見た時は、もしかしたらポールが獲れたんじゃないかと思ったよ」
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