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「アプリリアは何か間違ったことをしている」表彰台遠ざかる現状に、チームCEOも危機感

アプリリアのマッシモ・リボラCEOはここ最近調子を落としてしまっている現状をしっかりと認識しており、不調の自己分析とタイヤの消耗の問題解決のために動いている。

Maverick Vinales, Aprilia Racing Team

Maverick Vinales, Aprilia Racing Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 アプリリアは今シーズン序盤は好調だったが、最近はトップ争いからは遠ざかっている。MotoGPチームを預かるマッシモ・リボラCEOは「なにか間違ったことをした」と認めている。

 2024年シーズンのMotoGPは開幕からドゥカティが強さを発揮していたが、序盤はマーベリック・ビニャーレスがアメリカズGPで勝利するなど、アプリリアがドゥカティに対抗することができていた。しかしアプリリアはその後調子を落とし、トップ5に入ることにも苦労するようになってしまった。

 後半戦の緒戦となる第10戦イギリスGPでは、アレイシ・エスパルガロがポールポジションを獲得して復活したかに思われたが、スプリントと決勝では共にずるずると後退してしまった。

 イギリスGPを13位で終えたビニャーレスは、ドゥカティが大きく前進したのではなく、アプリリアが後退してしまったのだと主張。そしてリボラCEOはライダーのそうした言葉に同意し、改善が必要だと語った。

「我々はシルバーストンで昨年よりも40秒と、永遠とも言えるほど速かった。しかしトップからは10秒も差をつけられた」

 リボラCEOはSky Sportイタリアにそう語った。

「ペッコ(3位だったフランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)から2.5秒差なのも事実だが、ここはアプリリアが常に速かったコースなんだ。我々はパフォーマンス全体としてそれしか示せなかった」

「私達は何か間違ったことをしている。そしてドゥカティは特にヨーロッパのコースに戻って来てからは非常に上手くやっているんだ」

「彼らはグリップがかなり低いバルセロナでのテストを、飛躍するために活用したと思う。上手くやってのけたんだ」

Massimo Rivola, Aprilia Racing CEO

Massimo Rivola, Aprilia Racing CEO

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 ドゥカティの今シーズンの大きな強みとして、2024年のミシュランタイヤから最大限のパフォーマンスを引き出しつつも、レース終盤に向けたデグラデーション(性能劣化)を最小限に抑える能力が指摘されている。

 一方でアプリリアは2024年型マシンではタイヤの消耗に苦しんでいる。イギリスGPでもビニャーレスは「わずか6周でタイヤが終わった」と不満を漏らしている。

 この状況に対し、リボラCEOはアプリリアとしてレースウィークの大部分をタイヤの理解に使う必要があると伸べた。

「ヨーロッパへ戻ってきてから、アプリリアはフロントロウにはよく並んできた。スプリントではそれによって上手く守れているが、(決勝の)長いレースとなると中盤から我々は十分な競争力がないんだ」

「タイヤの消耗に関連したマネジメントの課題がある。我々は間違いなくそこに集中しなくてはならないし、週末の計画としてQ1から予選を戦うリスクをとってでもそこに集中しなくてはいけないかもしれない」

「金曜日にもっと多くの情報が必要になっている。我々はコースに出てすぐに速さを見せているものの、タイヤの問題で行き詰まってしまう傾向があるんだ。メカニカルと電子的な面で、我々には取り組むべきセットアップのテーマがあると思う」

「そして週末をどう管理していくかという面もある。タイヤの消耗についてもっと取り組み、違いを生み出すものを探していかなくてはならないかもしれない」

 

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