リンスとミル、スズキ撤退も走りに影響なし!? 『それはそれ、これはこれ』のプロ精神発揮
スズキはMotoGP撤退に向けて話し合いを行っているが、ライダーのアレックス・リンスとジョアン・ミルは、フランスGPの走行に影響を及ぼしてはいないと主張している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦フランスGPの走行が13日からスタート。注目を集めているスズキのアレックス・リンスとジョアン・ミルだが、チームのMotoGP撤退という知らせも、走りには大きな影響を及ぼしてはいない様子だ。
5月初頭にスズキのMotoGP撤退の可能性が報じられ、12日にはスズキが声明を発表。シリーズを運営するドルナ・スポーツと撤退に向けた話し合いを行っていると認めた。
スズキの撤退の意向が明らかになって以来、初めて行なわれているのが今回のフランスGPだ。リンス、ミルのふたりのライダーにとっては不安な状況だろうが、彼らはそれぞれ初日を総合3番手、8番手とまずまずな滑り出しを見せた。
motorsport.comにスズキ撤退の知らせを一旦横に置き、仕事に集中するのは簡単なことだったかと訊かれたリンスは、「凄く自然なことだ」と答えた。
「本当に、集中するのは簡単だったよ」
「そうできたから、ちゃんと満足している。今起きている出来事を全て忘れたり、一旦横に置いたりするのは簡単なことじゃないけど、僕らはそれを実行した。満足しているよ」
「雰囲気はとても良かった。少なくとも僕の側ではね」
「メカニックやクルーチーフ、エンジニアの皆とは凄く良い感じだったよ。MotoGPではちょっと目を離すと、Q2進出を逃してしまうんだ」
「だから集中する必要がある。今日は良い仕事ができたと思うよ」
「でもこの数日は、今週末はもっと気をつけなきゃとか、もっとプッシュしなくてはとか、もっと集中しなくちゃとか色々考えていた。でもそれは自然なことだ」
またチームメイトのミルは、こうしたコース外の要因はどのシーズンでも存在するものだと話している。そしてライダーとしては、バイクに乗っている時にはそれを脇に置いておくしか選択肢が無いとも彼は語った。
「普通のシーズン中でも、いくつかのグランプリではトラブルを抱えるものだ」
「それは普通のことだよ。個人的なことかもしれないし、仕事上のことかもしれない。それらをどう切り分けるかを把握しないといけないんだ」
「それも僕らの仕事の一部だ。今はたしかに難しい状況にあると思う。でもコース上では、状況は全く同じだ」
「僕らは本当に良いチームなんだ。働いているときの雰囲気は全く同じだよ」
「皆が同じことを望んでいる。水曜日や木曜日に、チームの皆がハッピーじゃない姿を目にしても、それは普通のことだ。今回のレースでは何もかもが新しいんだ」
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