スズキMotoGP責任者、前マネージャーのブリビオ復帰をキッパリ否定。2022年に向け新マネージャー選定中
スズキMotoGPの佐原伸一プロジェクトリーダーは、2022年シーズンに現アルピーヌF1のレースディレクターであるダビデ・ブリビオがMotoGPへ復帰してくるという噂を否定した。
2020年シーズンにチームマネージャーとして、スズキに20年ぶりのMotoGPタイトルをもたらす立役者となったダビデ・ブリビオ。そのブリビオは2021年にはMotoGPを離れ、新たにアルピーヌF1チームへ加入。二輪から四輪の世界へと活躍の場を移した。
しかしここ数週間、ブリビオが2022年にMotoGPへ戻ってくるのではないかという噂が広まった。
もしそのことが実現するとなると、一番の有力筋はスズキであることに間違いない。スズキはブリビオが去った後、いまだに後継者を探しているからだ。
しかしスズキのMotoGPプロジェクトリーダーを務める佐原伸一は、新組織発足に向けて最終段階に入ったと明らかにしつつも、少なくとも来年にブリビオが復帰する予定はないと語った。
「来年に向けては、新たに外部からチームマネージャーを受け入れ、新組織を作ろうとしているところです」
2021年シーズンの最終戦バレンシアGPで、佐原はそう語った。
「このことについて何かを話すことはできないですが、現在我々は最終ステージに入っています」
「ダビデは今でも私の良き友です。レースウィークであったとしても時々彼とは電話をしたりしますから」
「彼のF1での成功を心から願っています。将来的にはダビデとまた同じチームで共に働くことを望みますが、来年に関してはそれが起こることはありません」
なおアルピーヌF1は2022年に向けたオフシーズン中に、F1でのポジションをさらに上げていくために、いくつかマネジメント層での組織変更を検討していると、同社のローラン・ロッシCEOが明かしている。
ローラン・ロッシCEOは、組織変更に関する計画について、motorsport.comには次のように語った。
「チームは(2016年の)9番手から5番手へと前進している。過去数年のような停滞からも脱しつつある」
「しかし今、次のステージに進み、ベスト・オブ・ザ・レスト(トップチームを除いたチーム内でのトップ)ではなく、トップチームになろうとするなら、何か別の進化が必要だ」
「私のやろうとしていることは、この今シーズンからの勢いを維持することでもある。5番手というポジションは維持したいし、後退したくはない」
「今年はオペレーションについても多くの学びがあった。そうしたことは常にプラスだ。我々はそれを来年活かしていくつもりだ。ただ5番手からトップに成長するには、(組織の)“筋肉“を成長させることが必要だ。今後数年間のレースごとに、シーズンごとにね」
なおアルピーヌの組織変更に関するその他の噂としては、現アストンマーチン代表のオットマー・サフナウアーが加入するというものがあった。
しかしこの噂については、サフナウアー自身がSNSで次のように否定している。
「今では特定のウェブサイトで噂がセンセーショナルに報じられ、誤った情報の連鎖を生み出している。そのため私は、この噂がメデイアによる純粋な憶測であり、事実に基づいたものではないということは明確だと伝えることを決めた」
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