スズキ、今シーズン限りでMotoGP撤退か？　すでにチームメンバーには説明済みとの噂

　ジョアン・ミルとアレックス・リンスを擁してMotoGPに参戦するスズキが、今季限りでMotoGPへの参戦を終了させる可能性があることが、motorsport.comの取材で分かった。

　スズキは2015年にMotoGPに復帰。2016年のイギリスGPで、マーベリック・ビニャーレスの手により復帰後初優勝を飾った。そして2020年には、ミルがチャンピオンに輝くなど、順風満帆のように見えた。

　しかし同社は、今季限りでMotoGPを撤退する可能性が高まっているという噂がある。motorsport.comの取材によれば、スズキの首脳陣は月曜日（5月2日）にMotoGPの全てのメンバーを招集し、今年限りでシリーズへの参戦を終了させることを伝えた模様だ。

　この決定については、チーム内でも衝撃が走っているようだが、早々に公式発表が行なわれる可能性がある。

　ミルとリンスは、今季末までスズキとの契約を結んでいるが、来季以降はまだ未定。2020年王者のミルは、ポル・エスパルガロの後任として、レプソル・ホンダ入りする可能性があると言われている。

　一方でリンスについては、チーム側は2023年以降も契約を継続する意向だと伝えられていたものの、撤退が事実ということになれば、彼の将来については不透明な状況ということになる。

MotoGPに参戦するスズキは、今シーズン限りで同シリーズを撤退するという噂がある。Motorsport.comの取材で分かった。