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いまだ決まらないスズキのチームマネージャー。佐原PL「候補者と交渉中…誰もがなる可能性を持っている」

スズキのプロジェクトリーダーを務める佐原伸一は新チームマネージャーを見つけ出すのに想像以上に時間が掛かっていることを明らかにした。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年シーズンにチーム・ライダーズタイトルと2冠を達成したスズキ。そのスズキは2021年シーズンにタイトル獲得の立役者であった当時のチームマネージャー、ダビデ・ブリビオがアルピーヌF1へと移籍したことにより、チームマネージャー不在のままシーズンを戦う形となった。

 ブリビオ離脱後は、プロジェクトリーダーを務める佐原伸一を筆頭にチーム内の7名で構成された委員会で指揮をとってきた。しかし、佐原PLは昨年末にその役割の大きさに苦言。改めてブリビオの適切な後任が必要だと語っていた。

 スズキの新たなチームマネジャー発表に関しては、2月4日に行なわれたチーム発表会の場で明らかになると思われていたが、決定には時間が掛かっているようだ。

 これについて、佐原PLはmotorsport.comのインタビューに次のように答えた。

「想像、または望んでいたよりもはるかに(新チームマネージャー決定には)時間が掛かっています」

「まだ数名の候補者と交渉をしている段階で、契約は成立していません」

「これ以上は言えませんが、チームマネージャーを採用するというアイディアはまだ残っています」

 以前からブリビオのスズキ復帰説は噂されてきたが、これまで佐原PLは否定しており、改めて復帰の可能性を問われるとこのように付け加えた。

「アルピーヌでの変化について聞いたことはありますが、詳細は分かりません」

「可能性のある名前については何も言えません。実際、誰もが新チームマネジャーになる可能性を持っていますから」

 スズキのライダーであるジョアン・ミルとアレックス・リンスの契約は共に2022年までであるが、佐原PLは両ライダーを2023年まで確保することを望んでいるものの、現在は契約よりもマシンを優先しているという。

「スズキはジョアンとアレックスの両ライダーと継続してやっていきたいと思っています。そしてそのことは彼らに伝えてあります」

「だが現時点において、我々の最重要項目は最も戦闘力のあるバイクを提供することです。今は彼らとの契約ではなく、マシンのパフォーマンスに集中しています」

 
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