小椋藍、トラックハウスから2025年MotoGPデビュー決定! ホンダ育成もアプリリア陣営入りへ
MotoGPに参戦するトラックハウス・レーシングは、日本人ライダーの小椋藍との契約締結を発表。小椋は2026年までの2年契約でMotoGPクラスへデビューすることになった。
Ai Ogura, MT Helmets MSI
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPに参戦するトラックハウス・レーシングが2025年のライダーとして小椋藍と契約したことを発表した。
小椋は現在23歳で、2024年シーズンはMoto2クラスへ参戦。今シーズンがMoto2クラスでの4年目となっている。
今シーズン、小椋はホンダの育成チームであるIDEMITSU Honda Team Asiaから、MT Helmets - MSIへ移籍。ホンダからのサポートを受けつつも、新天地での戦いに身を投じた。前半10戦を終えた時点での成績は、2勝を記録してランキング2番手。タイトル争いの主要候補としてシーズンを折り返した。
ホンダの育成ライダーということで、小椋はLCRホンダで中上貴晶の後任としてMotoGPクラスへ昇格するのではないかとも言われていたが、今年7月にmotorsport.comはアプリリア陣営のトラックハウスが獲得を検討しているという情報を入手……ホンダではなくライバル陣営からのMotoGPデビューが実現するかどうかに注目が集まっていた。
そしてオーストリアGP開催のタイミングで、トラックハウスは小椋と2026年までの2年契約を締結したと発表。小椋はラウル・フェルナンデスのチームメイトとしてMotoGPクラス昇格が決まった。
小椋とトラックハウスの契約締結によって、MotoGPクラスで残っている来季の空きシートは更に少なくなった。現状で未定となっているのはLCRホンダの中上のシート、VR46のマルコ・ベッツェッキの後任、そしてヤマハ陣営へ移るプラマックのシート、グレシーニのマルク・マルケス後任だ。
ただそのどれもが既に決まりつつある。中上の後任については、小椋という候補者が外れたこともあり、Moto2からタイ人ライダーのソムキアット・チャントラが昇格すると見られている。そのため、2025年からは小椋が唯一の日本人ライダーとなる見込みだ。
VR46もオーナーであるバレンティーノ・ロッシの弟子であるフランコ・モルビデリを迎え入れると言われていて、グレシーニは既にMotoGP昇格が決定済みのフェルミン・アルデゲルが加入するはずだ。
そしてプラマックのシートはひとつがミゲル・オリベイラで確定と噂されていて、もう1席は最近になり、若手ではなくKTM放出が決まっているベテランのジャック・ミラーに決まったと見られている。
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