KTMとの契約継続か、ホンダとの提携か? テック3は交渉を認める「市場状況を評価し、様々な可能性を探っているところ」
テック3は来シーズンからホンダと提携する可能性を認めたものの、まだ決定は下されていないと強調した。
テック3は、850cc時代の幕開けとなるMotoGPの2027年シーズンを前に、KTMとの関係を継続するか、ホンダと提携するかについて、間もなく決定を下すと述べている。
ライダーの契約やメーカーとサテライトチーム間の合意など、2027年シーズンに関するすべての発表は、運営側との新たな商業権協定が締結されるまで保留状態となっている。
しかし、水面下では協議が続けられており、motorsport.comは3月末、ホンダが現在KTMと契約しているテック3と契約することで、サテライトチームの数を拡大しようとしていると報じた。
ホンダとの交渉を主導しているのは、ギュンター・シュタイナーだ。昨年、彼を中心とした投資コンソーシアムによってテック3が買収され、ハースF1チームの代表を務めていた彼がテック3のCEOを務めているのだ。
motorsport.comのフランス版との独占インタビューで、テック3のチームマネージャーであるニコラス・ゴヨンは、2027年に向けたチームの計画について最新情報を明かした。
「舞台裏では、どのメーカーも独立チームと交渉を進めてきた」と彼は述べた。
「例えばVR46のようなチームについては、公式には何も発表されていないが、彼らとしては既にすべてが明確になっている。彼らはドゥカティとの提携を継続するだろう」
「よく見ていれば、どのチームも状況を明確にしていると思う。まだ交渉中のチームは我々だけだ。確かに、ギュンターもホンダと話をしている」
ニコラス・ゴヨンとギュンター・シュタイナー
写真: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
「ホンダは3つ目のチームを獲得しようとしているのだと思う。ギュンター・シュタイナーが来て、話し合いを行ない、現在の市場状況を評価し、様々な可能性を探っているところだ。現時点でテーブルに載っている選択肢は、KTMを除けばホンダしかないように見える」
「ギュンターは単に市場調査をしているだけだ。我々はKTMと良好な契約を結んでいるが、彼も状況を慎重に見極めているところで、短絡的な決断はしたくないのだ。市場を調査して、どんな選択肢があるのか確認している。そして最終的に決断を下すことになるだろう」
現時点でテック3は決定を行なっていないが、ゴヨン曰く、選手権側とメーカー間の商業権協定に関する議論はチームの判断には影響していないという。
「まだ何も最終決定されていない。話し合いは続いている」と彼は付け加えた。
「ドルナ(現MotoGPスポーツ・エンターテインメント・グループ)とメーカーの問題は別件だ。それによって我々自身の交渉が止まるわけではないし、状況がどう進展するかを見守っている」
ゴヨンは、商業権協定の問題が早期に決着することを望んでいる。
「ここ(フランス)で発表されることを期待していた。でも、それはなかった」
「強い流れができつつあると思う。今は細部を詰める必要がある段階だ。現状はそういう状況で、近いうちに発表されることを願っている」
ゴヨンが商業権協定の迅速な決着を望んでいる理由の大部分は、ライダー市場が動いており、テック3に残された選択肢が減っていく可能性があるためだ。
「私の役割は、少なくともギュンターに対して『メーカーを決める必要がある』『どのメーカーなのか把握しなければならない』と伝えることだ。そうしないとライダーと話ができないからね。実際、我々のところには話をしたがっているライダーたちが来ている。しかし現時点では、彼らに提示できるプロジェクトがまだ存在していないのだ。だから、この件を前進させることは絶対に重要なんだ」
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