ひさびさのMotoGPは身体がキツイ! クラッチロー「今はバイクの方が僕より勝っているね!」
ヨハン・ザルコの負傷代役で久々にMotoGPを走るカル・クラッチロー。イタリアGP初日はブランクを実感しているようだ。
Cal Crutchlow, Team LCR Honda
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
カル・クラッチロー(LCR)は、イタリアGPで2023年の日本GP以来となるMotoGPへの復帰を果たしたが、ライダーとしてのフィジカルが最大の制約だと語った。
前戦カタルニアGPで負傷したヨハン・ザルコの代役オファーを妻の説得で受けることにしたクラッチロー。さすがにすぐに速さを発揮することはできずFP1、プラクティスともに最下位。同じくアレックス・マルケス(グレシーニ)の負傷代役であるミケーレ・ピッロからも1秒以上離された。
もちろん、ピッロはドゥカティのテストライダーであり、MotoGPバイクに乗る機会は豊富だ。一方のクラッチローは、今週ミサノで参戦準備のためのテストをするまで、3年近くMotoGPマシンに乗っていなかった。
40歳のクラッチローはトラブルに巻き込まれることなく初日の走行を終えたが、メディアに対し、現段階では体力不足が最大のネックになっていると語った。
「正直言って、乗っている時のフィーリングは悪くないんだ」
「ただ体力的には、セッションの終盤で力が尽きてしまったんだ」
「一定のペースで走っている分には問題ない。でも、無理にペースを上げようとするとダメなんだ。まだそこまで到達できていない。自転車に乗っていたところから、いきなりムジェロでMotoGPマシンを走らせようとしているんだからね」
「スロットルを開けたまま、切り返しをするのは本当に難しい。それが僕にとっての問題なんだ。方向転換するときにスロットルを閉じていれば大丈夫なんだけどね。でも身体的には、以前のようなコンディションにはまだ戻っていない」
「バイクの上ではかなり良い感触を持っている。フィーリングも良いし、的確なフィードバックもできる。マシンのこともすぐ理解できる。それが一番重要なことだ。ホンダは素晴らしいバイクだよ。昨年や一昨年と比べて大きく進歩したと思う……でも間違いなく、今はバイクの方が僕より勝っているね! でも、もっと走り込めば良くなっていくはずさ」
Cal Crutchlow, Team LCR Honda
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
今のところ、クラッチローのMotoGP出場が決まっているのはイタリアGPのみ。しかしザルコは少なくともあと数週間は欠場を余儀なくされる。さらに次戦ハンガリーGPはイタリアGPとの連戦となっており、忙しない日程となっている。
LCRホンダからさらに複数レースへ出場するかどうかにかかわらず、クラッチローはフルタイム参戦への復帰を目指しているわけではないと強調した。
「みんな、僕がフルタイムでレースに復帰しようとしていると思っているみたいだけど……そんなことはないよ。どの選手権でもね」
「バガーレーシング(大型クルーザーバイクでのレース)でもないし、MotoGPでもない。何であれ、フルタイムのレーサーとして戻ろうとしているわけじゃないんだ。これは短期間のものだよ」
「だから、この先どうなるかは成り行き次第さ。でも今この瞬間を楽しんでいるよ」
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