MotoGPに新たな日本人ライダーが誕生へ! 2025年加入の小椋藍をアプリリア陣営トラックハウスも「粘り強い走りをする」と高評価
2025年シーズンのMotoGPで小椋藍を起用するトラックハウスは、小椋について「ライディングスタイルやレース中の粘り強さを高く評価している」と語った。
Ai Ogura, Trackhouse Racing, Justin Marks, Trackhouse Racing Team Owner, Davide Brivio Trackhouse Racing Team Principal
写真:: Trackhouse Racing Team
日本人ライダーの小椋藍が、2025年にトラックハウス・レーシングからMotoGPに参戦することが発表された。発表に際し、トラックハウスの首脳陣がコメントを寄せた。
これまでホンダのサポートを受けながらMoto3、Moto2とステップアップしてきた小椋。Moto2では2022年にランキング2位を獲得し、今季もタイトル争いの真っ只中にいる。しかし来季に向けてはアプリリア陣営のトラックハウスから最高峰クラスデビューを果たすことが明らかとなった。これでMotoGPには中上貴晶以来となる新たな日本人のフル参戦ライダーが誕生することになる。
トラックハウスのチーム代表は、かつてスズキのMotoGPチームを率いたダビデ・ブリビオ。彼は小椋の加入に際し次のようにコメントした。
「ようこそアイ。Moto2で最も才能のあるライダーのひとりであるアイと新しいプロジェクトをスタートさせることができ、とても興奮している」
「我々は彼のライディングスタイル、レースでの粘り強さを高く評価しているし、偉大なMotoGPライダーになれるポテンシャルを感じている。トラックハウスをMotoGPプロジェクトにおいて発展させるためにも、アイの才能を引き出し、可能な限り成長させるためのツールを与えていくつもりだ」
「若手ながら経験豊富なラウル(フェルナンデス)、そして成長株であるアイと、トラックハウスは将来に向けて強力なライダーラインアップを確保したと思う。これからがエキサイティングな時期になるだろうが、まずは今やっていること、自分たちのチャンピオンシップに集中し、可能な限り最高の結果でフィニッシュすることを目指したい」
またチームオーナーのジャスティン・マークスは次のように述べた。
「アイ・オグラという若く有望な才能を迎えることができて興奮している」
「彼はMoto2で勝つことで勝利への熱意を示し、MotoGPクラスへステップアップする準備ができていることを示した。我々は彼が国際的モーターサイクルレースのトップレベルでアプリリアのマシンに乗って学んでいく中で、彼と一緒に働き成長させられることを楽しみにしている」
「トラックハウス・レーシングのMotoGPチームは、トラックハウスブランドのグローバル展開の一環で誕生した。 メキシコ、アメリカ、スペイン、ニュージーランドに加え、新たに日本のアスリートがチームに在籍することは、本当にエキサイティングなことだ」
なお小椋の加入に伴い、ミゲル・オリベイラは今季限りでチームを離れることが決まったが、ブリビオとマークスは共にオリベイラへの感謝を述べ、残りのシーズンを共に全力で戦うと宣言している。
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