トラックハウス、ラウル・フェルナンデスと2027年の契約延長か? 合意間近と関係者明かす
MotoGPに参戦するトラックハウスは、2027年に向けてラウル・フェルナンデスとの契約を延長する可能性が高まっているようだ。
2027年シーズンはレギュレーションが一新されることもあり、早くからライダー市場が動いてきた。ラウル・フェルナンデスは去就が未定となっていたライダーのひとりだが、現所属のトラックハウスが契約延長すると見られている。
アメリカ国籍のチームであるトラックハウスは、2027年シーズンに向けたライダーラインアップの策定においては小椋藍を残留させ、チームの主力とすることを目指してきた。ただ小椋はオファーを保留し、最終的にはヤマハのファクトリーチームへの移籍を決断したと見られている。
チームオーナーのジャスティン・マークスは、小椋の決断を受けてラインアップ一新を決意。ひとり目のライダーには、エネア・バスティアニーニを起用する意向を示した。なおバスティアニーニはKTMとの契約で2027年のオプションがあるためトラックハウスに加入できない可能性もあるが、現時点でオプション行使の可能性は低いと考えられている。
そのチームメイトとなるライダー選定にトラックハウスは時間をかけてきた。多くのライダーと話し合いを行なっているが、まだ契約は締結されていない。
ただトラックハウスは、フェルナンデスがイタリアGPでの見事なスプリント勝利を筆頭に好調な走りを見せていることや、新レギュレーションで経験に乏しいライダーを起用するのかといった要素を考慮した結果、フェルナンデスの契約延長に傾いているようだ。
交渉関係者がMotorsport.comに語った所によると、契約は「まだ署名されていない」ものの、合意が近いということだ。
フェルナンデスの契約延長の兆候は他にもある。Motorsport.comでも報じたように、チェコGP翌日のブルノテストでアプリリアは2027年型マシンのテストを行なうが、そのテストにフェルナンデスが招集されたのだ。
ただチェコGPでフェルナンデスは厳しい状況にある。レースウィーク直前の16~17日に急性虫垂炎を発症してしまい、今はその回復途上にあるからだ。彼は初日のプラクティスではトップ10に入ったが、2日目のスプリントレースに向けて不安があるという。
「今はエネルギーがゼロだ。すっからかんだよ」と、フェルナンデスは言う。
「Q2に進出できたとかよりも、バイクに乗れていること自体が幸運だと思う。しっかりと休んで、食事にも気を使わなくちゃいけない。明日に向けてエネルギーを回復させる必要があるからね」
「正直に言って、今の状態ではスプリントすら完走できない。エネルギーがすっからかんなんだ」
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