クアルタラロ、母国フランスで今期ベストの6位! 好調の鍵は”旧型戻し”で得たフィーリング
ファビオ・クアルタラロはMotoGPフランスGPで6位と今季ベストの結果を残した。その鍵はマシンのエアロパッケージを旧仕様に戻したことにあった。
Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
写真:: Marc Fleury
ヤマハのファビオ・クアルタラロはMotoGPフランスGPで6位入賞。今季ベストの結果となったが、昨年型のエアロパッケージを使用したことによるフィーリング改善が役立っていたという。
母国戦に臨んだクアルタラロは初日こそ苦しんでいたが、2日目以降は改善。予選ではQ1を突破し、Q2で6番手タイムをマーク。2列目スタートを手にした。
スプリントレースでは5位となり、決勝でも序盤は表彰台圏内を走行。徐々にライバルに抜かれることになったが、それでも今季ベストとなる6位を獲得した。
クアルタラロによると、フランスGPでの好調にはスペインGP後の公式テストで試した2025年型のエアロパッケージで掴んだフィーリングの良さが作用しているという。
「ヘレステストでも今日と同じようなフィーリングだったんだ。かなり安定していて、良いラップタイムを刻んでいけた。フィーリングが良かったってことだ」
スプリントレース後、クアルタラロはそう語っていた。
クアルタラロは旧仕様のエアロパッケージに戻したことによるフィーリングが、必ずしもバイクを速くするわけではないと認めるものの、より積極的にプッシュし、より良いライディングを可能にしていると説明した。さらにフィーリングの改善がタイヤマネジメントやブレーキングにもプラスの影響を与えているという。
特に決勝では、消耗を考えるとギリギリの選択肢だったソフトタイヤを使用していたが、その点で助けになったようだ。
「ブレーキングは本当にスムーズに行なう必要があった。でも最終的にはそこが違いを生み出すことができる場所なんだ。バイクのポテンシャルがまだかなり低いことはわかっているけど、今日に至るまで長いことこんなフィーリングを得られたことはなかった」
「100%プッシュすることができた。特にオープニングラップは皆が接近しているからオーバーテイクが簡単になるのが良かった」
そしてクアルタラロは、ベースセットアップはそのままにして、ライディングの調整を通じてマシンから最大限の力を引き出したいと語った。
「セッティングでのパッケージ向上は常に目指しているけれど、本当に優れたパッケージや新しいアイテムが届くまで、バイクを変えるつもりはない。今はバイクに手を加えたくないんだ。チームがテスト向けのアイテムを持ってきてくれたら、それでパフォーマンスが向上するか様子を見よう」
苦しいシーズンの中、異例とも言えるポジティブさを見せたクアルタラロ。しかし今後の見通しが楽観的なのかという問いには、冷静に答えた。
「いや、楽観的とは言えない。結局のところ、これがバイクのパフォーマンス改善につながるものなら、(他のヤマハ勢も)使っているはずだからだ。でもこれは僕のフィーリングの問題で、僕が少し良くなったと感じているだけだ。他のコースでどうなるか様子を見てみよう。とはいえ、僕がプッシュできるというのは間違いなく言えることだ」
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