アプリリアの新型は“アンビリーバブル!” エスパルガロ兄「フォワードヤマハを思い出す」
アレイシ・エスパルガロはアプリリアが投入した新型マシンについて、2019年型から大きく改善されていると称賛の言葉を語った。

アプリリアはマレーシアのセパン・サーキットで行なわれたシェイクダウンテストに、大幅に設計を変更した新型マシンを投入。レギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロはその3日目に新型マシンを走行させた。
同サーキットで続いて開始されたオフィシャルテストの初日に、アレイシは1分59秒427を記録。トップタイムのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)からは0.482秒差だった。
彼は新設計の90度V型4気筒エンジンを搭載する2020年型マシンについて、前年型から大きく改善されていると絶賛した。
「間違いなくとても良くなっている」と、アレイシは2019年型との比較について答えた。
「どの部分もとても新しくなっているから、比較するのは難しい。僕が最高だと言えそうなのはコーナリングだ。フロントブレーキをリリースした時、バイクはさらに曲がるんだ」
「ライディングポジションも良くなっている。新型エンジンの特性はとても乗りやすくなっている……“超”刺激的だ」
「加速の部分ではまだ失っているところはあるけど、初日全体としては僕は満足している。このバイクにはまだ多くのポテンシャルがあると思う」
「コーナリングを別にしても、マシン全体の安定性やスムーズさは信じられないほどの物だ」
「5年前に乗っていたフォワードヤマハを少し思い起こさせるものだった。これまでに手にしたバイクでも最高のひとつに入ると思う。僕らはまだ(新型の開発を)始めたばかりだけど、良い方向に向かっているよ」
弟ポルのKTMも大きく改善か
また、弟のポル・エスパルガロ(KTM)はセパンテスト初日を兄と0.1秒差の8番手タイムで終えている。
シェイクダウンから数えて2020年型のマシンのテストも4日目となるが、ポルは新型について昨年から大きく改善されていると話した。
「僕らKTMは1年ごとに完全新型のマシンを使うチームじゃない。ゆっくりと新しいパーツを使って、全てをまとめあげることを好むんだ」と、ポルは話す。
「これはマシンパッケージを改善するための最も安全な方法だと思う。とても上手くやれているし、実際僕らのペースは去年のファステストラップに近づいている。だから僕らは去年よりもかなり良くなっているということだ」
「シェイクダウンから改善していて、いい感触だ。これまで苦戦していたマレーシアでより競争力が持てていると思う」
「エンジン、そしてシャシーがよくなっている。テストする時間がなかったスイングアームを持ち込んでいるから、それは試す必要があるね」
「バイク全体はかなり変わっていると思う。でもまだ改善する余地があるとも思っている。バイクの2割は開幕戦前に変更を施す必要があるね」
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