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アレイシ・エスパルガロ、リタイアでランキング3位逃し落胆「キャリア最悪の日だった」

MotoGP2022年最終戦バレンシアGPをマシントラブルからリタイアで終えたアレイシ・エスパルガロは、「キャリアでも最悪の1日だ」と振り返った。

Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、MotoGP2022年シーズン最終戦バレンシアGPをマシントラブルからリタイア。好調だった1年の締めくくりがこうした形になり、本人もかなり残念がっている様子だ。

 エスパルガロとアプリリアは、2022年シーズンに初優勝を挙げ、シーズン後半までタイトル争いの主役のひとりとなっていた。最終戦にはエネア・バスティアニーニ(グレシーニ)とランキング3位を争った状態で臨んでいた。

 決勝でエスパルガロはそのバスティアニーニより前の10番グリッドからスタート。しかしエンジントラブルが発生してしまい最後尾まで後退すると、4周目にはリタイアせざるをえないという終わり方になってしまった。

 一方でバスティアニーニは8位フィニッシュ……アプリリアでランキング3位獲得というエスパルガロの”夢”は叶わなかった。彼はこの結果に大きく落胆しており、キャリアでも最悪の日だったと語った。

「凄くガッカリするシーズンの終わりかただったよ」と、エスパルガロは言う。

「全力を尽くしていた。僕にとってランキング3位を争うのは本当に夢のようなものだったし、昨晩は眠れなかったんだ。僕はエネアよりも速さがあったから良いチャンスがあると考えていたんだ。前戦のようなレースでもチャンスがあると思っていた」

「でもエンジンが故障してしまって、リタイアするしかなかった。残念だよ。何が起こったのかは分からないけど、僕のキャリアでも最悪の1日だったのは間違いない」

「チャンピオンシップのレベルの高さ、参加しているバイクの競争力を考えれば、トップ10で終えるのも凄く難しいんだ。そこでトップ3で終えるなんて、夢だったんだよ」

「エンジンが壊れたことの理由が何だったのか、僕には分からない。でも今のこの気持ちは結局変わらない」

 しかし、それでもエスパルガロは今シーズンキャリア初優勝を果たし、終盤までタイトル争いに加わるなど、達成してきたことを「誇りに思う」と語っている。

「今年やってきたこと、どれだけ改善してきたかということを僕は誇りに思っている」

「去年は誰も僕が表彰台にあがれるとは思っていなかったけど、僕はやり遂げた。その後も、僕が勝ったりポールポジションを獲得して表彰台に何度も上ってタイトル争いに加わるとは誰も思ってすらいなかったと思う」

「今シーズンのライディングを本当に誇りに思う。僕はベストを尽くしてきたし、とても厳しいレースの中でもほとんどミスはしなかった」

「転倒もしなかったし、コースアウトもしたことはなかった。これ以上、どうしようもないことも時にはあるんだ」

 
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