ビニャーレス、今季2度目のアルガルヴェに期待「ヤマハとアプリリアを比較する絶好の機会」
アプリリアのマーベリック・ビニャーレスはヤマハ機で走ったアルガルヴェ・サーキットで迎える今シーズン2度目の同トラックでのレースはヤマハとアプリリアを比較する絶好のチャンスだと語った。
今季、シーズン途中にも関わらずヤマハとの契約を解除し、アプリリアに電撃移籍をしたマーベリック・ビニャーレス。そのビニャーレスは、アプリリア移籍後4回目のレースウィークをポルトガルで迎える。
アプリリアがこれほど急いで契約を交わした背景には、2017年シーズンからヤマハのバイクに乗っていたビニャーレスから情報を入手したかったことが理由のひとつにあげられる。
だが、これまでのところビニャーレスがアプリリアに入ってから走行したのは、ミサノ・サーキットで行なわれた2戦(第14戦サンマリノGP/第16戦エミリア・ロマーニャGP)とテスト2回のみである。また、今週末開催される第17戦アルガルヴェGPを除けば、今季残るは最終戦バレンシアGPのみだ。
アプリリアにとっては今週末レースが行なわれるアルガルヴェ・サーキットは第3戦ポルトガルGPと同サーキットであることから、ヤマハとアプリリアの違いをビニャーレスが直接比較できる最大のチャンスになるはずだ。
「今週末はバイクの違いを比べる機会になるだろう」
ビニャーレスはそう語った。
「(エンジニア達に)フィードバックをすることがとても興味深いね。特に本当の意味でふたつ(アプリリアとヤマハ)のバイクの違いを理解することになるから。他のサーキットでは以前のバイク(ヤマハ)では乗ったことのない場所だったけど、ここは比較することができるからポジティブになるだろう」
また、ビニャーレスは以前乗っていたバイクのオートマチックに苦戦しているものの、RS-GPへの適応は少しずつ慣れてきたと感じているという。
「アプリリアでは既に多くの周回数をこなしている。だから、ポルティマオの時と同じライン取りで走ることはないと思う」
「このマシンでは様々なラインを取れるから、試してみて何を求められるのか見極めたい」
ビニャーレスは開幕戦カタールGPで優勝後、続く第2戦ドーハGPでは5位を獲得。しかし、第3戦となったポルトガルGPから今シーズンの不調が始まった。Q2でのベストラップがキャンセルされたことにより、12番グリッドから臨んだ決勝レースでは、優勝した当時チームメイトのファビオ・クアルタラロから24秒近く離され11位で終えたのだ。
「ここのトラックは、過去に速く走れた場所ではない」
そう認めたビニャーレスだが、現チームメイトであるアレイシ・エスパルガロに及ばず8位で終えた前戦エミリア・ロマーニャGPを上回る、アプリリアでの最高リザルト更新をここポルトガルで達成することに期待している。
「ミサノでのフィーリングを考えると、これまでに終えたレースより多くのことを与えられると思う。前進し続けることや僕たちの仕事に集中することは、学習し試していくプロセスなんだ。来年に向けてどこを改善できるか見てみよう」
「僕が思うに、前回のレース(第16戦エミリア・ロマーニャGP)では4番目に速いタイムを出していた。これは前進しているところだよ」
「アラゴンでは最後尾、ミサノの予選では中団、そして今はより速くなっている」
「ゆっくりでも動いていれば、結果はついてくる。僕たちは良い仕事をしていると思うから遅かれ早かれ、結果が出ると思う」
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