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ビニャーレス、また起きてしまった死亡事故は”バイクに原因”があると批判「重すぎるし、パワーがないから……」

アプリリアのMotoGPライダーであるマーベリック・ビニャーレスは、ビクター・スティーマンが亡くなったことを受け、スーパースポーツ300世界選手権で使用しているバイクに原因があると激しく批判した。

Maverick Vinales, Aprilia Racing

写真:: Dorna

 アプリリアからMotoGPに参戦しているマーベリック・ビニャーレスは、従兄弟であるディーン・ベルタ・ビニャーレスが亡くなってからわずか1年で、スーパースポーツ300世界選手権(WSSP300)で再び死亡事故が発生したことについて、使用しているバイクに大きな原因があるとして、激しく批判している。

 亡くなったのは、22歳のビクター・スティーマン。ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで10月8日に開催された第9ラウンドのレース1で発生した多重クラッシュに巻き込まれてしまった。

 レースは即座に赤旗中断。スティーマンはサーキットのメディカルセンターで措置を受け、ヘリコプターで病院へと運ばれた。サーキットの医療スタッフ、マーシャル、病院スタッフの最善の努力が行なわれたものの、その後スティーマンは頭部外傷が原因で、11日に残念ながら帰らぬ人となった。

 WSSP300では、2021年9月にディーン・ベルタ・ビニャーレスが事故で亡くなっており、わずか1年余りでまた悲劇が起きてしまった。

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 1年前の事故の後、Moto3やWSSP300といった小排気量のバイクカテゴリーに新たな年齢制限が設けられ、最大参戦台数にも制限が加わったものの、事故は防げなかった。

 マーベリック・ビニャーレスは、最大の問題はWSSP300が使用しているバイクそのものにあると考えている。バイクが重すぎる割にパワーがなく、集団でのレースが頻繁に行なわれることを問題視しているのだ。

「WSSP300については常に同じ意見を持っていて、ディーンが事故を起こす前にも言ったが、160kgのバイクでストレートでは最高時速140マイル(225km)で走るあのタイプのカテゴリーはライダーにとって無意味だ」

 死亡事故を受けて何をすべきだと思うかという質問に、ビニャーレスはそう答えた。

「何も学べないんだ。才能のあるライダーが、あと時速2km速ければ勝てるという状況に巻き込まれてしまっている。そこに才能は関係ないんだ」

「僕が小さい頃、125GPに乗らなければならなかった時のことを思い出すよ。そこでは才能があっても、勝つことも、上手い人について行くことも不可能だった」

「世界選手権に来て、初めて上手い人について行ったらハイサイドになってしまったんだ。そこで初めて学ぶことができた」

「努力は必要だ。でも今、Moto3でもそういうライダーを何人か見かける。才能があっても、レースでは団子になってしまうんだ。昔はこんな感じじゃなかった」

「バイクが速いか遅いかよりも、才能があるかどうかが重要なんだ。WSSP300の問題は、バイクが160kgもあって、スピードがないこと。一緒に走っていて、目の前で誰かがクラッシュしたら、避けたりするのは不可能だ」

「僕から見れば、年齢やライダーの問題ではなく、バイクの問題なんだ。パワーはないし、MotoGPマシンのような重さだし、ブレーキは酷いし、スイングアームはストリート用だしね」

「問題はカテゴリーであって、ライダーではない。年齢でもないんだ。僕が13歳の時、125ccのバイクに乗っていた時は、20人がひとつの集団になってはいなかったから、何も起きなかった。4人、3人しか周りにいなかったから、そういう難しさはなかったんだ」

 ビニャーレスは以前WSSP300のバイクに乗ったことがあり、その際に家族に『ディーンはこのクラスでレースをしてはいけない』と言っていたと明かした。

「僕はその300のバイクを試したことがあるけど、とてもイージーなバイクだし、パワーもない。集団で走ることになるんだ」

「2秒遅いライダーでも、ついていくことができれば、トップライダーと一緒に走ることができる。だから、基本的にはそういうことなんだ」

「もちろん、その時は家族にも『このカテゴリーはディーンに合わない、ディーンがここに乗るのは良くない』と言ったよ」

「でも、ああいうことになってしまった。もちろん、このままではもっと大変なことになる。このカテゴリーは、さっきも言ったように、バイクに重量がありすぎるし、パワーもないから、みんな一緒に走ってしまうし、バイクはレーシングバイクですらないんだ。それが一番の問題点だと思う」

 
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