MotoGPヘレステスト：午後はビニャーレスがトップ。クアルタラロ好調2番手

　新型コロナウイルスの影響で長らくシーズン中断が続いていたMotoGPもいよいよ今週末から再開。舞台となるヘレス・サーキットでは、レースウィーク前となる15日（水）にオフィシャルテストが実施された。

　午後のセッションでトップタイムを記録したのはヤマハのマーベリック・ビニャーレス。タイムは1分37秒793だった。

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　現地時間の午後に行なわれたセッション2ではトラブルが発生。開始後10分ほど走行をするとサーキットに停電が発生してしまったのだ。

　それとほぼ同じタイミングで、アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）のマシンからオイルが漏れてしまったことで、ターン11でダニーロ・ペトルッチ（ドゥカティ）、アレックス・マルケス（レプソル・ホンダ）の2名が転倒を喫した。

　両名とも無事に立ち上がり、その場を後にしたが、ペトルッチは首に衝撃を受けたことで後にメディカルセンターへ向かった。ただ大事には至っていない様子だ。なお、このアクシデントで赤旗が掲示され、セッションは一時的に中断された。

　2番手にはMotoGP2年目を迎えるファビオ・クアルタラロ（ペトロナス・ヤマハSRT）が0.118秒差で続いた一方で、チームメイトのフランコ・モルビデリ（ペトロナス・ヤマハSRT）は11番手に終わった。彼はセッション最終盤に、最終コーナーでクラッシュを喫している。

　3番手（+0.228秒）には午前セッションでトップタイムを記録したマルク・マルケス（レプソル・ホンダ）が並んでいる。4番手と5番手にはスズキのアレックス・リンスとジョアン・ミルが入った。

　6番手からトップ10にはフランチェスコ・バニャイヤ（プラマック）、ヨハン・ザルコ（アビンティア）、アレイシ・エスパルガロ（アプリリア）、ポル・エスパルガロ（KTM）が続いた。

　午前セッションで3番手と好調を見せていたバレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）は16番手（＋1.509秒）で走行を終えている。

　LCRホンダの中上貴晶は15番手、チームメイトのカル・クラッチローは14番手タイムを記録した。なお来季からLCRホンダへ加入するアレックス・マルケスは19番手タイムだ。