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ビニャーレス、慣れない新チーフとの初日に「落ちついた1日だった」と好評価

ヤマハのマーベリック・ビニャーレスはMotoGPカタルニアGPからクルーチーフが変更された。彼は新担当のシルヴァーノ・ガルブゼラとの行なった作業プログラムに関しては慣れていないモノだったと認めた。

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、第7戦カタルニアGPを前にクルーチーフが変更。かつてバレンティーノ・ロッシのクルーチーフを務めていたベテラン、シルヴァーノ・ガルブゼラがそのポジションに就くことになった。

 ビニャーレスは今シーズン開幕戦で優勝を飾る良い滑り出しを見せたが、そこからは表彰台に届かない苦戦するレースが連続。その状況にヤマハ側がしびれを切らし、クルーチーフ交代の決定を下したのだという。

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 新しいクルーチーフと迎えたカタルニアGP初日、ビニャーレスはFP1とFP2を通じて様々なセッティングを試す必要があったと話している。そして最終的には首位のヨハン・ザルコ(プラマック)から0.586秒差の6番手タイムをマーク。まずまずの位置につけたと言えそうだが、彼は「ラップタイムよりもフィーリングに集中していた」と初日を説明した。

「ああ、今回僕たちは異なるバランスのバイクを試していた」

 ガルブゼラとの作業について訊かれたビニャーレスは、そう答えた。

「基本的に、目的としているのはフロントのフィーリングを見つけることだ。今日はそこを完了できたから、かなり満足している」

「てもとにかく、僕らには他にも問題がある。一度にひとつずつ問題を解決していくんだ。今日はFP1とFP2で多くの異なったバイク(セッティング)を試したよ」

「それは僕が慣れていないタイプのモノだったけど、悪くはない」

「凄くポジティブな物も見つけられたし、かなり満足しているんだ」

「確かにいくつかネガティブなこともある。だけど明日それに取り組んで、改善できるかを見てみよう」

「将来を考えてやることが重要だ。だからハードに作業をしていく」

 ビニャーレスは新たに担当となったガルブゼラとの関係が発展するには、まだ時間が必要だと考えている。ただベテランクルーチーフは、すぐに自身がバイクに求めているモノを理解してくれるだろうとも思っているようだ。

「僕らは一歩一歩、歩調を合わせることが必要だ」

「急ぎすぎるのは良くない。ゆっくりと進んで自信を築いて行く必要がある。それで良いと思っている」

「シルヴァーノとはカタールテストで少しだけど一緒に働いたことがある。彼は頭の良い人だし、経験も豊富だ。ここ数年はヴァレ(ロッシ)というハイレベルなライダーと一緒にやっていたしね」

「彼は僕のことで助けになることもできる。確かにライダーはひとりひとり違っている。でも彼は理解してくれるだろう。正直、今日は1日を通じてとても落ちついていたんだ」

「僕らのやるべきことは分かっている。正直に言ってとても良い感じだ」

 

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