MotoGPクラス参入のVR46、2022年マシンカラーリングをお披露目。アラムコ決裂についても明らかに
MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシが率いるVR46チームが、最高峰クラスに挑戦する2022年シーズンのチーム体制発表を実施し、今季のマシンカラーリングがお披露目された。
写真:: Media VR46
MotoGPで9度のチャンピオン獲得を誇るレジェンド、バレンティーノ・ロッシが率いるVR46チーム。彼らは2022年シーズンより、最高峰のMotoGPクラスでの挑戦をスタートさせる。
2月24日にはこのVR46チームの体制発表会が行なわれ、新たに迎えたタイトルスポンサー”Mooney”のロゴをまとったマシンの新カラーリングがお披露目された。
マシンは黒を基調としながら、黄色とオレンジのライン状のカラーリングが施され、シックかつ目を引くモノとなっている。
なお2021年にVR46チームのMotoGPクラス挑戦が発表された際には、タイトルスポンサーにはサウジアラビアの石油企業であるアラムコが就くとされていた。しかしアラムコ側はこれを否定し、最終的にはMooneyがスポンサーとなった。
発表会ではアラムコとの契約が決裂した理由についても質問が及んだ。チーム代表のパブロ・ニエトはこれについて、契約は結ばれていたものの、タイミングの問題によって決裂したのだと説明した。
「ええ、皆さんが知っての通り、我々は彼らと契約を結んでいた」
「しかしタイミングが、我々の必要としていたモノとは全く異なっていたと思う」
「そのため、我々としても道を探り続けることに決め、Mooney(という新たなスポンサー)を見つけたんだ」
「これは我々にとって非常に重要なことだった。我々は既にアラムコとの契約を結んでいたたが、それは最終的にはタイミングの関係で非常に難しいモノになっていることも分かっていたんだ。繰り返しになるが、それはタイミングの問題だった」
VR46チームは2022年のライダーラインアップにルカ・マリーニとマルコ・ベッツェッキを起用。マリーニはMotoGPで2年目となるが、先日行なわれたマンダリカテストではドゥカティ勢最速を記録するなど、注目のライダーとなっている。
2022年シーズン開幕は間近に迫っており、3月4日には開幕戦カタールGPの走行が始まる。ニエト代表はVR46のMotoGP初年度においても、Moto2クラスと同じように良いシーズンにしたいと意気込みを語った。
「テストは非常にモノとなった」と、ニエト代表は言う。
「これは非常に重要なことだ。我々は全く新しいチームだからね。そしてチームには若手が多いが……若いライダー、若いメンバーが居る今、好調なテストはチームにとって本当に大事なことだと思っている」
「つまり、ちょっとしたウォーミングアップだ」
「もちろん我々の目標は、良いシーズンにすることだ。それは分かっている」
「ルカはMotoGPマシンでの経験も積み重ねてきている。一方でマルコはルーキーとしてシーズンに臨んでいる」
「私としては、非常に良いシーズンにできると思っているんだ。我々は一丸となって取り組むことができるし、Moto2時代と同じDNAを持って仕事をしていきたいと思っている」
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