VR46、サウジアラムコとの契約は生きている? チームボスが「ゆっくりとだが交渉は進行中」と明かす
MotoGPクラスへ参入するVR46チームと、アラムコのスポンサー契約について、チームを率いるパブロ・ニエトは“非常にゆっくり”ながらも前進していると明かした。
MotoGPのレジェンド、バレンティーノ・ロッシは2021年限りで現役を引退する。しかし、彼のVR46チームが来年から新たに最高峰クラスへと足を踏み入れることが決まっている。
ライダーラインアップも既にルカ・マリーニとマルコ・ベッツェッキのコンビとなることが確実視されており、ロッシがグリッドを去った後もVR46の存在感は依然として大きなモノとなるだろうことは間違いない。
しかしVR46のMotoGPクラス参戦にはいくつか不透明な部分が残っている。それはスポンサー関連だ。
今年4月に初めてVR46のMotoGPクラス参戦が明らかになったが、その際タイトルスポンサーとしてサウジアラビアの石油会社であるサウジアラムコが就くとされた。しかしこの発表はアラムコではなく同国のタナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアによって行なわれたもので、その後アラムコ側はVR46との契約が存在しないと繰り返し説明。実際にスポンサー契約が行なわれているのかは不明なままとなっていた。
既に2021年シーズンも終わりが近い時期となったが、エミリア・ロマーニャGPでVR46とアラムコのスポンサー契約はどうなっているのか、その最新状況が明らかになった。
「ご存知のように、我々は過去にアラムコと契約を結んできた」と、チームを率いるパブロ・ニエトは語る。
「この件は非常にゆっくりとだが、着実に進んでいる」
「それが最も重要なことだ。我々は作業を続けなくてはならないが、現時点で言えることは、我々が作業を実施しているということなのだ」
「いくらか遅れはあるが、我々は進んでいるし、依然として取り組みを続けている」
なおMoto2クラスからベッツェッキを起用することについては、まだ正式な発表は行なわれていない。エミリア・ロマーニャGPの際にも、ロッシの最後の母国戦にフォーカスするため、意図的に発表を控えていたようだ。
「完全にゼロから自分たちのチームを立ち上げることに、非常にワクワクしている」
「本当に素晴らしいプロジェクトをスタートさせるんだ。みんな、既にライダーについては知っているだろうが、今回は我々にとって重要な週末だった。バレンティーノの週末だったんだ」
「だから我々はそれ(2022年のラインアップについて)について何も言いたくなかったのだ」
「だがMotoGPそしてMoto2へ参加するライダーについては、みんなが知っていることだ」
「(MotoGPクラスは)我々にとって新たな挑戦となるため、改善して学ぶことが必要だ。しかしドゥカティからは非常に良いサポートを得ているし、良いモノを作っていくために集まっているんだ」
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