ロッシ率いるVR46、2022年のMotoGP参戦が決定か。サウジ石油会社アラムコがメインスポンサー就任と発表
サウジアラビアのタナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアは、バレンティーノ・ロッシが率いるVR46チームと提携を結び、2022年シーズンからMotoGPクラスへの参戦を開始すると発表した。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT Luca Marini, Esponsorama Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
ロードレース世界選手権MotoGPで9度のタイトル獲得を誇るバレンティーノ・ロッシ。彼が率いるレースチームであるVR46チームは、サウジアラビアのタナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアと5年間の戦略的契約を結び、2022年からMotoGPクラス参戦を開始することが決まったようだ。
VR46チームはMotoGPクラスへの参戦も以前から期待されてきた。今季もエスポンソラマを買収してMotoGPクラスへ参戦を果たすのではないかという見方もあったほどだ。
ただ最終的に今年はエスポンソラマ・レーシングとのコラボレーションでSky Racing Team VR46カラーのマシンを駆り、ルカ・マリーニが参戦という形に収まっていた。
そして4月28日(水)、タナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアはVR46と提携し2022年シーズンからのMotoGPクラスに参戦すると発表。チームのメインスポンサーには同国の国営石油会社であるサウジ・アラムコが就き、『Aramco Racing Team VR46』となるという。なおアラムコは昨年からF1のグローバルパートナーにも就任しており、モータースポーツへの関わりを深めている。
ただ日本時間28日20時現在、チームはこの件に関して正式なコメントは発表していない。
またこのパートナーシップは、同国の掲げるサウジ・ビジョン2030プロジェクトを推進するためのコミュニケーション戦略を築くことも目的とされている。
■VR46がどのメーカーと組むかは未だ不明
MotoGPクラスへの参戦にあたっては、VR46がどのメーカーと組むのかという重要な要素が存在するが、これはまだ不明だ。
motorsport.comの調べではVR46はスズキと組むことを希望しているようだが、スズキが2022年にGSX-RRをもう2台追加投入するかどうかは、まだ明らかになっていない。
ロッシはヤマハとの関係が深いが、ヤマハは既にペトロナスSRTとも交渉を進めていると見られている。
ドゥカティは2021年現在6台のマシンを供給しているが、来季エスポンソラマがMotoGPクラスを撤退した後も、その体制を維持することを望んでいる。ただ彼らが候補として接近しているのは、アプリリアと袂を分かつことになるグレシーニだ。そのため、VR46がアプリリアと組むことも可能性として考えられる状況にある。
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