ベッツェッキ、重圧乗り越え地元イタリアで初優勝「子供の頃からの夢だった……感情の面ではMotoGP初優勝と似ている」
マルコ・ベッツェッキは、地元イタリアで勝利を挙げたことについて「夢が叶った」と語った。
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
MotoGP第7戦イタリアGPで優勝した、アプリリアのマルコ・ベッツェッキ。母国イタリアでの勝利は、MotoGP初優勝に匹敵する感動があったという。
決勝レースをポールポジションからスタートしたベッツェッキは、レース前半こそフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)にリードを許すも抜き返し、その後はチームメイトのホルへ・マルティンの追撃も振り切って、3.5秒差で余裕のトップチェッカーを受けた。
これで今季好調のベッツェッキは4勝目をマーク。依然としてポイントリーダーの座を守っており、ランキング2番手のマルティンとの差を17点に広げた。
ベッツェッキにとっては、地元イタリアでの初勝利という点でも特別な1戦となった。イタリアでは、ムジェロでのイタリアGPとミサノでのサンマリノGPと年間2戦が開催されているが、ベッツェッキはMoto3、Moto2時代も含めて一度も勝利したことがなかった。
今回のレースがMotoGPでの最高の勝利のひとつかと問われたベッツェッキは、「感情という面ではMotoGPでの初優勝と非常に似ているかもしれない」と答えた。
「(通算勝利数も)そんなに多くないけど、毎回に大きな意味がある。だから一番がそれ(MotoGP初勝利)で、今回が2番目かな。でも初優勝と同じくらい感動的だった。そして3番目は今年のブラジルGPかもしれない」
ムジェロでトップチェッカーを受けた後のベッツェッキは、クールダウンラップの際に満員のスタンドに勝利を祝われて、明らかに感極まっている様子だった。レースウィークには彼の家族に加えて、イタリア人F1ドライバーで今季の選手権リーダーでもあるアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も応援に駆けつけた。
「本当に嬉しい」とベッツェッキは言う。
「これは子供の頃からの夢だった。母、父、兄妹でレースを見にここに来ていたからね」
「毎年、他のライダーたちがムジェロで勝ったり表彰台に上がるのを見てきたけど、自分はそこにいなかった。『どうしてもあそこに立ちたい、どうすればいいんだろう?』と思っていた。でもとにかく努力を続けて、できる限りのことをしてきた。そしたらついに、幸運にもこの夢が叶った」
またベッツェッキは、週末にかけて大きなプレッシャーを感じていたことも認めた。今季はアプリリアの戦闘力が高く、ポイントリーダーにつけているベッツェッキは言うまでもなく優勝候補の筆頭と見られていたからだ。
「木曜日からずっとこのことを考えていた。でも考えすぎないようにしていたんだ。そこに取り憑かれてしまうからね」
「プレッシャーが大きかったので、厳しい週末だった。ファンのみんなは素晴らしかったけど、その分責任も重かった。みんなが『勝たなきゃダメだ、行け、俺たちは君のために来てるんだ』と言っていて、なかなか厳しかった」
「今回初めて、そういうプレッシャーを感じた。でも同時に、それは大きな力にもなった。自分を支えてくれる素晴らしい応援の形だと感じたよ」
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