アプリリア本家、なぜトラックハウスに敗れた? オランダGPスプリント表彰台逃した理由とは
MotoGPオランダGPのスプリントレースではアプリリア勢4台が上位を争った末、サテライトチームのトラックハウスがワンツーを記録。アプリリアファクトリーチームが敗れた理由は何だったのか?
Jorge Martin, Aprilia Racing Team
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
アプリリアファクトリーチームのライダーふたりは、MotoGPオランダGPのスプリントレースで、サテライトチームのトラックハウスに敗北を喫した。その理由はなんだったのか?
スプリントレースではトラックハウスのラウル・フェルナンデスと小椋藍、アプリリアのマルコ・ベッツェッキとホルヘ・マルティン、そしてファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)が優勝争いを展開した。
最終的にはフェルナンデスが優勝、小椋が2位でトラックハウスがワンツーを決め、3位はジャンアントニオが確保。アプリリアはベッツェッキが4位、マルティンが5位という結果に終わった。
自陣営サテライトチームに敗れたベッツェッキとマルティン。苦戦した理由について彼らふたりが語った。
「最初の数周は少し苦しかった」と、ベッツェッキは序盤のペース不足を嘆いた。
「スタート後の数周で少し苦戦していた。そして僕の後ろからスタートしたラウルにも抜かれたし、同じく後ろからスタートしたディッジャ(ジャンアントニオ)にも抜かれてしまった」
「それでいくつか順位を落としてしまったし、最初の3周はまったく良い感触ではなかった。スプリントでは、その最初の3周が結果を出すためには非常に重要なんだけどね」
「その後はどんどんフィーリングが良くなっていったし、ペースも少し良くなった。でも、それでは遅すぎた。結局4位で終えることしかできなかったよ」
「確かにプラクティスではミディアムでもソフトでもすごく良い感触だった。でもスプリントの最初の数周では少し悪かった。だからその理由を解明する必要がある」
そしてベッツェッキは、序盤に苦しんだ原因として2つの要素を挙げた。
「少しフィーリングが欠けていたのと、普段よりもバイクの動きが大きかった。全体的に見れば、その2つが主な問題だった」
一方、ベッツェッキとは対照的に、ポールシッターのマルティンはレース後半にペースを失った。1周目はスタート直後こそ小椋に抜かれたが、すぐに抜き返し、3周目までは首位を走っていた。
Jorge Martin, Aprilia Racing Team
Photo by: Gold and Goose Photography / Getty Images
ただフェルナンデスに抜かれたあとは、更に順位を落とし、終盤はドゥカティファクトリーのふたりを相手に防戦を展開しての5位フィニッシュに留まった。
マルティンは、自分好みにマシンを仕上げるために行なったセットアップ変更によって、リヤグリップ不足に悩まされた可能性があると示唆した。
「正直に言えば、予選で約2年ぶりのポールポジションを獲得できて本当に嬉しかった。本当にハッピーだったし、レースへの準備も整っていた」
マルティンはそう語る。
「レースが始まった時は、最初の数コーナーでは感触が良かったし、トップにも立てた。でもすぐに、全然グリップがないことに気付いた。そして最後までずっと苦しんでいたんだ」
「周回を重ねるごとに状況はどんどん悪くなっていった。最後は、とにかくそのポジションを守り切ろうとしていただけだった。ラスト3周はドゥカティ勢を後ろに抑えるのが本当に難しかった。週末の他のセッションと比べると、本当にフィーリングが悪かった」
「だから今日は何かおかしなことが起きたんだと思う。それがスプリントでパフォーマンス不足だった理由だと思う」
さらにマルティンはこう続けた。
「正確に何が原因だったのかは分からない。でも本来あるべきグリップがなかった。リヤは接地感がまったくなくて、それで苦しみ始めたんだ。ただ、これもアプリリアのマシンをもっと理解していく過程の一部だと思う」
「僕たちはバイクに様々な変更を加えている。うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。そして今日は正しい方向ではなかったんだ。明日は巻き返したいね」
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