MotoGP カタルニアGP
予選大苦戦から追い抜いて2位。繰り返されるマルケスのカムバック劇の原因は「新品タイヤ」への苦戦?
マルク・マルケスはMotoGPカタルニアGPスプリントレースで追い上げて2位を獲得。予選Q1敗退の14番手という苦戦から一転しての好調な走りだったが、予選とレースペースの速さが合致しない理由は新品タイヤの扱いにあるようだ。
Lewis Duncan Oriol Puigdemont
公開日時: 2024/05/26 4:48
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

MotoGP第6戦カタルニアGPのスプリントレースで、マルク・マルケス(グレシーニ)は2位フィニッシュ。予選の苦戦からは一転した走りとなったが、彼いわく新品タイヤの扱いに苦戦していることが原因にあるようだ。
マルケスはドゥカティ陣営に移籍してからすぐに速さを発揮している。前戦フランスGPでは予選13番手という中団グリッドから追い上げて2位という好結果だったが、カタルニアGPでもその再現のような展開となった。
マルケスは初日のプラクティスでトップ10のタイムを記録できず、予選はQ1からの出走が決定。Q1では弟でチームメイトのアレックス・マルケスと協力してスリップストリームも利用する姿勢を見せたが、4番手タイムでQ1を敗退……14番グリッドと上位からは遠い位置でのスタートとなってしまった。
しかしマルケスはスプリントレースとなると一転して強さを発揮。1周目に8番手まで浮上すると、そこからライバルたちを少しずつ追い抜いていき、最後は上位の転倒も助けにまた2位を獲得したのだ。
予選の状況からは一転した走りだったが、マルケスによると、この原因には新品のタイヤを履いたときに苦しんでしまう問題があるのだという。
「つまり、2~3周するとフィーリングが良くなってくる、ということなんだ」とマルケスは言う。
Marc Marquez, Gresini Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「これが何故なのか、僕らとしては理解しなくちゃいけないモノだ。ル・マンでも同じようなフィーリングで、ここではそれが繰り返された」
「全く新しいタイヤでは苦戦してしまう。そしてこれはプレシーズンテストの段階から、かなり苦しんでいたことだった」
「その後、序盤のレースではなんとか誤魔化せていたけど、今はまた新品タイヤで苦戦してしまっている。フロントロウ、もしくは3列目あたりまでからスタートできていれば、全く別のレースになっていただろうから、僕らとしてもこの件は深堀りしなくちゃいけない」
「14番手からのスタートというのは、レース戦略にかなりのペナルティを抱えてしまうものなんだ。今はなんとか転ばずにきているけど、リスクが大きすぎる」
マルケスはスプリントレースがスタートした直後は、リヤのソフトタイヤのフィーリングは”最悪”であり、転倒しそうだと感じていたと話した。
「最初の2周は、フィーリングが最悪だったんだ」
マルケスはそう語る。
「いくつもの場所でフロントから転びそうになっているように感じていた。実際、序盤2周で僕は前を走るバスティアニーニ(エネア・バスティアニーニ/ドゥカティ)について行くのすら苦戦していたからね」
「でも3周目になると、ポテンシャルを感じ始めて、そこから他のライダーにアタックできるようになり始めたんだ」
Marc Marquez, Gresini Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「ここで一番重要なのは、3周は苦しんでも、20周が残っているということだ」
「もちろん、そういう考えは好きじゃないし、予選でもそれだけのポテンシャルは必要だからね。予選の改善なくしては何もできないんだ。ここが僕らの改善すべき部分だ」
「僕らは確かに改善すべき部分を金曜日に数多く抱えている。今日のラップタイムは3列目スタートに値するものだったんだ。それでも、僕が苦戦するコースだからまだ許容できるけどね」
なおマルケスは初日の苦戦から2日目にかけて、大きくセットアップを変更したことが、スプリントレースでの好走につながったと語っている。ただ予選では変更したマシンに十分に慣れていなかったため、Q1敗退となってしまったという。
「バイクのセットアップを大きく変えたんだ。これはドゥカティが陣営内に速いライダーを何人も抱えていることの良い点のひとつだね」
「分析ができるんだ。ときには僕が分析されてその方向へ進むこともあれば、今回のように僕たちが自分達の状況と他の人達の状況を分析して、そっちの方向に進むこともできる。それでフィーリングが良くなり始めたんだ」
「Q1での問題は、そのセットアップでの最初のタイムアタックだったことにあった。かなり違うセットアップだったんだ」
「でもレースペース面では走り続けていって乗り方を理解していった」
「明日も14番手スタートだからもう遅いけど、レース自体は長いし、リヤタイヤもミディアムになるだろうから、どうマネジメントできるか様子を見てみよう」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 「赤ん坊のように泣いた」フェルナンデス、初優勝のチャンスが転倒で潰える。原因はタイムロス“埋め合わせ”の意識
次の記事 スプリント勝利目前に”まさか”の転倒を喫したバニャイヤ、摩訶不思議なクラッシュに憤り「完璧だったのに」

More from
Lewis Duncan

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
MotoGP
MotoGP
ドイツGP
2024/07/06
クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」
![]()
More from
マルク マルケス

さてはお前、マルケスじゃないな……? 日本GP前のカートレースで王者が“影武者”投入。厳重注意受けるも「自分勝手になってでもレースに集中する」
MotoGP
MotoGP
日本GP
1 日前
さてはお前、マルケスじゃないな……? 日本GP前のカートレースで王者が“影武者”投入。厳重注意受けるも「自分勝手になってでもレースに集中する」

マルク・マルケス、アコスタのタイトル争い参戦を確信「トップ4はチャンピオンシップを争う準備ができている」
MotoGP
MotoGP
オーストリアGP
12 日前
マルク・マルケス、アコスタのタイトル争い参戦を確信「トップ4はチャンピオンシップを争う準備ができている」

もう続けられない! 5位マルケス、ブレーキトラブルでリタイアの危機「運良く回復したけど、もう遅かった」
MotoGP
MotoGP
オーストリアGP
14 日前
もう続けられない! 5位マルケス、ブレーキトラブルでリタイアの危機「運良く回復したけど、もう遅かった」

More from
グレシーニ・レーシング

日本GPは散々な週末に……アレックス・マルケス、ノーポイントでもてぎ去る「ライダーとして許されないミスだった」
MotoGP
MotoGP
日本GP
1 日前
日本GPは散々な週末に……アレックス・マルケス、ノーポイントでもてぎ去る「ライダーとして許されないミスだった」

アレックス・マルケス、日本GP決勝でダブルロングラップペナルティ。スプリント1周目の多重クラッシュ原因に
MotoGP
MotoGP
日本GP
2 日前
アレックス・マルケス、日本GP決勝でダブルロングラップペナルティ。スプリント1周目の多重クラッシュ原因に

中指立ててゴメン……アレックス・マルケス「頭に血がのぼってしまった」とアコスタに謝罪
MotoGP
MotoGP
サンマリノGP
18 日前
中指立ててゴメン……アレックス・マルケス「頭に血がのぼってしまった」とアコスタに謝罪
最新ニュース

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1 F1
バーレーンGP
3 時間前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
15 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
16 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
17 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録