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MotoGP初優勝決めたマルティン、“赤旗中断”のタイヤ交換が勝利の鍵「ラッキーだった」

MotoGPスティリアGPでキャリア初優勝を果たしたホルヘ・マルティン。彼は当初はタイヤに苦戦していたため、赤旗中断による仕切り直しが幸運だったと語った。

Jorge Martin, Pramac Racing

Jorge Martin, Pramac Racing

Gold and Goose / Motorsport Images

 レッドブルリンクで開催されたMotoGP第10戦スティリアGP。決勝レースではポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(プラマック)が、キャリア初優勝を果たした。

 スティリアGP決勝は、レース3周目にKTMのダニ・ペドロサが転倒し、彼のマシンにロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)が衝突してしまい、両者のバイクが炎上。それによってレースは一時赤旗中断となった。

 そしてマルティンは、この赤旗中断が“非常に幸運”であり初優勝に大きく貢献していたと考えている。

 赤旗前、マルティンはPPスタートながらも先頭をフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に奪われており、その後の周回では“ほとんどクラッシュしそうだった”と認めている。

 彼はフロントハード/リヤミディアムというタイヤの組み合わせに苦戦していたと言う。だが赤旗によってフロントミディアム/リヤミディアムへと交換できたことが上手く機能し、レースでは優勝を達成することができたとマルティンは語っている。

「僕にとっては素晴らしい週末だったよ」

 新たに誕生したMotoGPウイナーは、そう語った。

「初日はあまり自信を感じられていなかった。だけど土曜日に向けて改善のマージンが大きく残されていると思っていた」

「2日目はコースに出るとすぐに、凄く競争力が備わっていた。そしてFP4ではユーズドタイヤでもいい仕事ができた。とても自信が感じられたんだ」

Crash at turn 2

Crash at turn 2

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「ファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)や、ペッコ(バニャイヤ)ほどのペースはなかったかもしれないが、接近できていた」

「そして適切な方向に向けてステップを踏むことができて、ポールポジションを獲得したけど、素晴らしかったよ。ただ、今日の最初のスタートも問題は無いと思っていたんだけど、多くのタイミングでフロントタイヤに問題を抱えていた」

「そして幸運にも、レースは中断された。サヴァドーリが大丈夫なことを祈っていたけど、タイヤ交換ができたのは幸運だった。再スタートでは凄くいい感じだったんだ」

「僕としては、ピットから出ていく時にうまく機能しているタイヤと、機能していないタイヤがあるように感じられることがある」

「今日、グリッドを離れるとすぐにフロントタイヤが機能していないことが分かった。そしてペッコの後ろを追っていた2周目のターン9では殆どクラッシュしそうだった」

「だからちょっとヒヤヒヤしていたんだ。でも幸運なことに僕にはまだ新品のタイヤがあった。(赤旗は)全く問題はなかった」

 再スタート後、マルティンは早い段階で先頭を奪うと、そこからはジョアン・ミル(スズキ)との1対1の戦いが続いた。ただマルティンは現王者からのプレッシャーにもひるまず、終盤にはギャップを広げてトップでチェッカーを受けることができた。

 マルティンは4月のポルトガルGPで転倒し手首を骨折しており、今も回復の途上にある。そのためフィジカル面のコンディションでは苦しいところもあったという。

「できる限りすぐに先頭に立って、自分のペースを発揮していこうとしていたんだ。今日はレースを通じてコンスタントなペースを保つことが大事だと思っていたし、1分24秒1〜2のペースが刻めると思っていた」

「ジョアンは今日すごく強かった。だけどコンマ2秒ほどのギャップがあるとボードで確認して、僕はもうちょっと広げようと試みた。広げたギャップは僕にとっては完璧なものだったし、必要なものだった。というのも終盤ではフィジカルの状態が素晴らしいものではなかったからね」

「僕にとっても、チームやドゥカティにとっても本当に嬉しい結果だ。ここでのレースで勝つことは彼らにとってとても重要だった」

「自分が勝つとは予想していなかった。でも僕はついにやったんだ」

 

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