ロッシ「ジョナサン・レイにMotoGP参戦のいいチャンスがなかったのは残念」
バレンティーノ・ロッシはスーパーバイク世界選手権で6度タイトルを獲得しているジョナサン・レイが、MotoGPでの良いチャンスを得られなかったことは残念だと語った。
Jonathan Rea, Kawasaki Racing Team WorldSBK
Gold and Goose / Motorsport Images
バレンティーノ・ロッシは、現在カワサキからスーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦し、これまでに6度タイトルを獲得しているジョナサン・レイが、MotoGPに参戦する適切なチャンスを得られなかったことは残念だと考えている。
レイは2015年から2020年にかけてWSBKを6年連続で制覇。これまでに100以上のレースで勝利し、2021年もヤマハのトプラク・ラズガットリオグルとタイトルを争っている、WSBKにおけるトップライダーだ。
そのレイは、これまでに何度かMotoGPのレースにも出場した経験がある。2012年には負傷したケーシー・ストーナーの代役として、ホンダからアラゴンGPとサンマリノGPへ出場。その際にはトップ8フィニッシュを記録しており、チームには多大な印象を残していった。
しかし彼はその後WSBKを席巻していき、MotoGPへの転向は選ばなかった。ライダーズマーケットの噂では、何度かMotoGP転向も取り沙汰されたが、そのどれも実現することはなかった。
MotoGPクラスで7度のタイトルを獲得しているロッシは、レイがMotoGPにおける適切なチャンスを得られなかったことは残念だと考えている。そして、34歳になった今でもレイがMotoGPで速く走れただろうと見ている。
「今シーズンのレイの(ラズガットリオグルとの)バトルはとても面白いし、食らいついていて素晴らしい。彼ら2人はWSBKにおける最高の才能を持つライダーだと思うし、彼らのバトルに関してはいつも情報を入れているよ」
ロッシはそう語った。
「そして、5~6年前にジョナサン・レイがMotoGPを走るチャンスを得られなかったのは、すごく残念に思う。彼はMotoGPでもとても上手くやるだろうと思っていたし、そのポテンシャルは高いものがあったからね。もっとも、今現在でも速いかもしれない」
なお現在25ポイント差でWSBKのチャンピオンシップをリードしているラズガットリオグルは、2022年にペトロナス・ヤマハSRTの後継となるRNFレーシングからMotoGPに参戦するのではないかと囁かれている。
実際、ラズガットリオグルにはMotoGPマシンのYZR-M1をテストする予定があり、ロッシはこれが非常に興味深いと考えているようだ。
「トプラクは良いと思う。彼はとても若く現代的なライダーで、肉体的にも整っている」
「それから特に、彼はバイクのコントロールがすばらしい。それが彼の強みだと思う」
「速いライダーだから、彼がYZR-M1をテストすることはとても興味深い。競争力を発揮することができると思っているし、MotoGPでも戦っていけるんじゃないかな。まだ若いし、ポテンシャルを秘めているからね」
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