チャンピオンマシンに不満? クアルタラロ「馬力がでれば一番のバイクになる」
2021年MotoGP世界王者となったヤマハのファビオ・クアルタラロはYZR-M1に馬力がでればグリッド上で一番のバイクになると語った。
Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
2021年ヤマハファクトリーチームにバレンティーノ・ロッシの後任としてステップアップを果たしたファビオ・クアルタラロ。そのクアルタラロは2021年シーズンに、5度の優勝と4度の表彰台を獲得し見事タイトルを獲得。フランス人として初めてMotoGP王者となった。
2021年シーズンのヤマハは前年度よりもはるかに改良されたパッケージとなり、クアルタラロは浮き沈みの激しかった2020年よりも、安定した走りができるようになった。
しかし、新型コロナウイルスの影響によって、ヤマハ、ホンダ、ドゥカティ、スズキの4メーカーはエンジンの開発が昨年から凍結。2021年シーズンは新型エンジンが投入されなかった(優遇措置の対象メーカーであったアプリリアと、特例措置が取られたKTMは2021年シーズンに新型エンジンを投入可能だった)。
第16戦エミリア・ロマーニャGPでタイトルを獲得した後、グリッド上で一番のバイクを手に入れていると思うかと聞かれたクアルタラロは、ライバル達を見た限りそうは思わないと語った。
「それはわからない。ホンダもドゥカティも試したことがないからね」
「僕に言えるのは、他のライダー達や彼らのコメントを見る限りそう(ヤマハがグリッド上で最高なバイク)ではないということだ」
「でも僕にとっては上手くいっているよ。僕らはワールドチャンピオンだ」
「それに関して僕たちは喜べることだと思う。働く必要はあるけど、正直言ってバイクへのフィーリングはとても良い。でもオーバーテイクをするために多くの部分で苦労している」
「トラックにもよるけれど、ここ(ミサノ・サーキット)は難しかった」
「でも僕ら皆が、改善しなければならない箇所は馬力だと分かっている」
「馬力があれば、僕たちはこのパドックで一番のバイクを手に入れられると思う。今はまだそれが最高なものかはわからないけどね」
「でも僕らはワールドチャンピオンだ」
クアルタラロは11月に行なわれたへレスでのポストシーズンテスト後、ヤマハから2022年型マシンに関する進歩がないことに不満も見せていた。そして、2月に予定されているセパンテストにチームが何を持ってくるかを確認するまでは、2023年以降の契約にサインはしないと話している。
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