ヤマハ、2026年末までMotoGP参戦契約を更新。来季以降のサテライトチームにも言及
ヤマハは2026年末までのMotoGP参戦を、プロモーターであるドルナ・スポーツと合意に達したことが発表された。
写真:: Yamaha MotoGP
MotoGPに参戦するヤマハは、2月15日に2022年から2026年までの新たな参戦契約を結ぶことで、プロモーターのドルナ・スポーツと合意したと発表した。
今年は1961年にロードレース世界選手権への参戦を始めたヤマハにとって、活動60周年の節目の年。これまでの歴史の中で、1975年のジャコモ・アゴスチーニを皮切りに、最高峰クラスで計17回のタイトル獲得を記録している。なお近年は王座から遠ざかっており、最後にヤマハでチャンピオンを獲得したのは2015年のホルヘ・ロレンソとなっている。
ドルナ・スポーツと各メーカー、チームが結んでいる現行の参戦契約は2021年末までとなっており、参戦を継続する場合には契約を更新する必要があった。既にホンダ、ドゥカティ、KTMの3メーカーは契約延長を公表済みであり、ヤマハもそれに続く形となった。
なお先週にはドルナとIRTA(国際ロードレースチーム協会)との間でも、同期間の契約が更新され、インディペンデントチームに対する財政面の支援などを強化する方向で合意している。
そして2022年以降はインディペンデントチームと各メーカーのマシン供給にも変化があるのではないかと考えられている。特に、2022年からMotoGPクラスへの参戦を計画しているとされるバレンティーノ・ロッシ率いるVR46は、ヤマハYZR-M1の供給を受けるのではないかと見られている。
ヤマハは現在ペトロナスSRTにマシンを供給しているが、ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービスはこの春にSRT、そしてVR46との話し合いを持つ予定だと認めている。
「我々がペトロナスSRTと3年間の契約を結んでいることは事実だが、それは今年で満期となる」と、ジャービス。
「先週、IRTAとドルナが発行したプレスリリースにもあるように、インディペンデントチームもその期間に向けた契約をしている」
「今年は概してサテライトチームとの再交渉の時期となるが、私としてはその交渉の最中にあるのはヤマハだけではないと思っている」
「我々の状況では、間違いなくペトロナス・ヤマハチームは関係を始めて以来素晴らしく上手くやっている。彼らのチームとしての能力や適正に疑いはない」
「VR46チームが参戦するのか、しないのか。それが問題だ。私の知る限りでは、彼らには期限付きのオプションがあるが、彼らは真剣に(MotoGPクラス)参戦を検討していると思う」
「ヤマハとしては可能性のある候補者との話し合いを続けていきたい。ただ会社との長期的な関係もあるため、ほぼペトロナスとVR46になると思っている」
「まだ何も始まっていないし、現時点では交渉は無い。だが4月か5月には交渉が始まるだろう」
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