苦しむドヴィツィオーゾとYZR-M1……アメリカズGP後には現状にヤマハから謝罪
RNFヤマハのアンドレア・ドヴィツィオーゾはこれまで苦戦が続いている。この状況にはアメリカズGP後にヤマハ側から謝罪があったこと、そしてYZR-M1で”速くなれる”と確信していると彼は語っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アンドレア・ドヴィツィオーゾは2022年にRNFヤマハからMotoGPへ参戦。ただこれまでの4レースでは苦戦が続いており、かつてのドゥカティ時代のような強さは発揮できていない。
ドヴィツィオーゾの今季の獲得ポイントはわずか3点。しかし昨年王者のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がまだ表彰台1回、僚友のフランコ・モルビデリもトップ10フィニッシュが1回と、ヤマハ陣営全体が苦しんでいるとも言える。
そして第5戦ポルトガルGPを前に、ドヴィツィオーゾはヤマハとのコミュニケーションの中で苦しい現状に対し謝意を示されたと明かした。
「これはいつものことだけど、僕はただ単にレースをするためにいるわけじゃないし、こうしたポジションに好き好んでいるわけでもない」と、ドヴィツィオーゾは言う。
「僕は先頭集団にいたいと心から思っているから、凄くガッカリしているんだ」
「でも参加する前から詳細から何まで、全てを理解できるような力は持ち合わせていない」
「ヤマハは現時点ではちょっと難しい状況に入っていると思う」
「でもまだ強くなれる可能性はある。ファビオが苦戦しても7位を獲得できているようにね。トップとのギャップはそこまで大きくない。だから今のヤマハでも速く走ることは可能なんだ」
「ただミーティングを行なったときにヤマハも確認したように、今はちょっと苦しい瞬間にある。それは彼らもよく分かっている」
「ヤマハとはミーティングを行なった。僕がプロジェクトリーダーとのテクニカルミーティングを希望していたんだ。チームとは良い仕事ができている。彼らは話し合いに開かれた姿勢で臨んでいて、現実を理解しているからね」
「彼らはアメリカズGPで(勝者から)29秒差でフィニッシュしたことで、僕に謝意を見せてくれた。彼らも状況を理解してくれている印だから良いことだし、一緒に良くしていこうとしてくれて素晴らしいよ」
ドヴィツィオーゾは2012年にテック3でYZR-M1を走らせていた経験がある。彼によると現行のM1と過去のM1とを比較しても、”DNA”は変わっていないという。しかし問題が大きくなっていること、ライバルが戦闘力を上げていることが問題となってしまっていると主張した。
「僕の見解になるけど、状況はこうだ。2012年と比較して、バイクのDNAはとても、とても似たものになっている」
「変わっていないんだ。ヤマハのマシンは今も悪くない。同じ様にポジティブなところがあるし、凄くいい部分がある。でもネガティブな箇所が少し大きくなって、さらにライバル達が懸命に努力してより競争力を上げてきている」
「そうした物事が組み合わさってこの状況を作り出している。昨年のあの争いを制したファビオですら苦戦しているんだ」
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