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「ホールショットデバイスは重要」ビニャーレス、“弱点”のスタート改善を期待

ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、2020年型のマシンにホールショットデバイスが搭載されたことは、弱点のスタートを改善する役に立つと考えている。

Maverick Vinales, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP2020年シーズンのプレシーズンテストでは、これまでにドゥカティが採用してきたスタートの改善を目的とした装置であるホールショットデバイスを、ヤマハもマシンへ搭載してきた。

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 新型コロナウイルスのパンデミックによってレースが行なわれていないため、ヤマハのホールショットデバイスの効果を確かめる事はできていないが、ライダーのマーベリック・ビニャーレスはこのデバイスが重要な物だと考えている。

 ビニャーレスは昨年2勝を挙げる活躍を見せたが、しばしばレーススタート時の失速が目立った。19戦のうちスタートでポジションを上げたのはわずか5回のみで、トータルでは29ポジション分を落としている。

 後半戦では力強いレースペースを示していたビニャーレスだったが、スタート時のポジションダウンを補うには十分ではなかったことも多い。

 ヤマハが2020年型マシンに導入したホールショットデバイスは、先んじて実戦投入していたドゥカティと同じく、リヤを沈めるスタイルの物だ。

「いくつか改善してきたと思っている。ホールショットデバイスは、良いスタートを切れるという自信を与えてくれるから、とても大きな発展だ」

 ビニャーレスは新デバイスについて、motorsport.comにそう語った。

「去年はとても良いペースがあってもパス(オーバーテイク)していけず、それ以上は無理なレースがいくつかあった。だからスタートと序盤数周を改善するために懸命に取り組んできたんだ」

「僕らのマシンのシャシーがとても優れているのは明らかだ。乗りやすいし、限界まで持っていきやすい。でも改善すべき弱点もいくつかあった。ヤマハは適切な方法で応えてくれたと思う」

 またビニャーレスは2020年型マシンのパワー増加には満足しており、レースでのオーバーテイクに役立つと感じているようだ。

「今年のテストの間、ホンダとドゥカティの後ろをつけてみたんだけど、今は後ろに留まることができると言えるよ」

「良いオーバーテイクの準備のためにはこれは間違いなく重要なことだ」

 ヤマハでチームマネージャーを務めるマッシモ・メレガリは、YZR-M1のパワー不足によって、ビニャーレスやヤマハ勢がスタートで苦戦する原因にしばしばなっていると認めている。

 メレガリはホールショットデバイスの導入によって、ヤマハの浮き沈みを大きく変える可能性があると語っている。

「問題はスタート時のパフォーマンスが奮わないライダーではなく、バイクのフルスロットル時のパワーが不足していたことだ」と、メレガリは説明する。

「特にスタートから最初のコーナーまでが長いトラックでは、我々はかなり苦戦していた」

「去年はスリップストリームを維持することも難しい状況があったが、今年は違う。スリップストリームの効く位置に留まることができる、もしくは少しでもそれをなんとかできれば、ブレーキングでのオーバーテイクさえ試みることができるはずだ」

「セパンテストではこのシステムを使い始めたが、コンマ1秒のゲインがある。レースでどう機能するか気になっているよ」

「スタートでポジションを失わないというのは我々にとって重要なことだ。なぜならすぐに3番手に入ることができれば、レースの様相は変わるからだ」

 ホールショットデバイスデバイスをいち早く導入しているドゥカティは、既にその新型を投入。スタート時だけではなく、レース中も使用できるように改善してきている。

 メレガリはドゥカティのこうした新型パーツが競争力を高めると証明された場合、ライバルのシステムを真似ざるを得なくなるかもしれないと認めた。

「それ(ドゥカティの新型デバイス)はアドバンテージを得られる物だ」

「現時点では、我々の物はスタート時にのみ使用できるように設計されている。もしその方向が必要となったなら、実現するためにはあらゆる事をするだろう」

 

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