アンドレア・ドヴィツィオーゾ、サンマリノGPでSRTからMotoGP復帰へ……ヤマハが認める
ヤマハのリン・ジャービスは、今季はMotoGPから離れているアンドレア・ドヴィツィオーゾが、サンマリノGPでペトロナス・ヤマハSRTからMotoGP復帰を果たすことになると認めた。
写真:: Red Bull Content Pool
ヤマハのマネージング・ディレクターであるリン・ジャービスは、フランコ・モルビデリがヤマハのファクトリーチームのバイクに乗ることになるため、ミサノ戦ではアンドレア・ドヴィツィオーゾがペトロナス・ヤマハSRTのマシンでMotoGP復帰を果たすことを認めた。
マーベリック・ビニャーレスが、ヤマハのファクトリーチームから事実上追放されたことを受け、空いたシートには来季から同チームに加入する予定だったモルビデリが、前倒しで移籍するものと見られている。その結果、ペトロナス・ヤマハSRTのシートには、昨年限りで一度MotoGPを離れたドヴィツィオーゾが復帰することになるようだ。
ジャービスはMotoGPイギリスGPの日曜日に、モルビデリが膝の手術を受けた後、体調が順調に回復すれば、9月のサンマリノGPで、ヤマハのファクトリーチームのマシンに乗る可能性が高いと語り、そのモルビデリが離れることになるペロナス・ヤマハSRTには、ドヴィツィオーゾが加入することになると示唆した。
ドヴィツィオーゾとの契約はまだ調印されていないものの、ジャービスはこの契約に向けて障壁はないと考えているようだ。
「これはフランコがグレードアップする絶好のチャンスだ」
そうジャービスは語った。
「明らかに、フランコはしばらくの間我々のレーダーに乗っている。彼はヤマハにやってきて3年目だ。確かに今年は、彼にとっては大変な年になっているがね」
「しかし今回のチャンスにより、予定よりも早く彼をファクトリーチームに移籍させ、アップグレードを機会を与えることになるだろう」
「我々は彼がそうするため、彼のマネージャー陣と明確な計画を持っている。つまり彼は、2022年にファクトリーライダーになるだろう」
「それを念頭に置いて、今年のこの奇妙な状況で、今シーズン中に彼をアップグレードする。したがってフランコが復帰すれば、彼はファクトリーチームの所属ということになるだろう」
ドヴィツィオーゾが今季途中からSRTに加入し、来季もそのまま所属することになるのかと尋ねられたジャービスは、次のように語った。
「我々は今週末、アンドレアと彼のマネジメントと、ここで合意に達することができた」
「まだ契約は調印されていないが、それを成し遂げるのに障壁があるとは思わない」
「我々が目指しているのは、アンドレアがミサノで(MotoGPに)復帰し、今シーズン残りのレースはフランコのマシンで走り、そして来年はフルシーズン走るということだ」
SRTは今シーズン限りでMotoGP全クラスから撤退することを発表済み。しかしチーム代表のラズラン・ラザリとチームディレクターのヨハン・シュティゲフィルトは、新たなチームを立ち上げて来季からMotoGPクラスに参戦するとしている。ただスポンサーのペトロナスが離れたこともあり、マシンは最新型ではなく型落ちを使用することになると見られている。
そして来シーズンのライダーとしてはイギリスGPで代役参戦のジェイク・ディクソンや、Moto3へ参戦中のダリン・ビンダーなどが候補にあがっていると考えられている。
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