ヤマハ、新開発V4エンジン搭載バイクは“別モノ”に。新規定見据え2025年中の切り替え判断か
ヤマハはMotoGPに参戦する他メーカーと同様にV4エンジンを投入する可能性を模索するために新機軸で開発を進めており、搭載するバイク自体も「全く違う」モノになるという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPを席巻するドゥカティをはじめ、ほとんどのメーカーがV型4気筒エンジンを使用する中、ヤマハはスズキが撤退して以降、MotoGPで唯一直列4気筒エンジンを使ってきたメーカーだ。
しかし9月にmotorsport.comが明かしたように、ヤマハは現在、将来的な可能性を模索するためにV4エンジンを開発している。そして、このエンジンが搭載されるバイク自体も、これまでとは異なる仕様となるようだ。
2024年限りでヤマハのマネージングディレクターを退いたリン・ジャービスは以前、V4エンジンの開発を認めた。排気量縮小を含む新しいテクニカルレギュレーションが導入される2027年シーズンが新たな技術を採用する上では理想的なタイミングだとして、これを見据えた開発であると考えられている。
ヤマハのV4エンジンは実走行テストが間近に迫っているという話もあるが、テストはエンジンそのもののパフォーマンスだけではない。搭載するエンジン構成自体が変わるということは、バイク全体の挙動に影響が及ぶ……つまり、変更を十分に活かすためには、バイク全体の見直しが必要になる。
「V4について語る時、エンジンだけについて話すことはできない」
MotoGPの公式サイトに対してそう語ったのは、ヤマハでテクニカルディレクターを務めるマックス・バルトリーニだ。彼はV4エンジンを搭載したマシンが、現行YZR-M1から大きく異なるモノになると説明した。
Álex Rins
Photo de: Gold and Goose / Motorsport Images
「V4ということは、全く違うバイクを作らなければならないということだ。シャシーも、重量配分も、バイク上のパーツも……しかし現時点では、V4で速くなるかどうかはわからない。だからエンジンを作り、バイクを作り、速くなるかどうかをチェックして、それから決める必要がある」
2027年シーズンを切り替えポイントだとすると、技術チームはどちらか有望なプロジェクトに資金と人材を迅速に振り分ける必要があり、決断を下す上でヤマハに残された時間は少ない。
「2025年には決断しなければならない。2025年に決断するための情報が得られることを願っている」とバルトリーニは語り、現在はどちらのエンジン技術を優先させるか決まっていないと説明した。
「2027年が近づいており、何が起ころうとも、多くのプロジェクトを並行して開発し続けることはできない。それでは多くの時間と労力を割く羽目になり、我々は早急な決断が必要になる」
「それ(実際に使用するエンジン)が何であれ、我々は最速のパッケージを選ぶだろう」
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