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「ロッシは普通のライダーじゃない」ヤマハ、6ヵ月の契約交渉は必要だったと説明

ヤマハのリン・ジャービスは、バレンティーノ・ロッシとの契約に時間がかかった件について、ロッシが“普通のライダー”ではないことから詳細を詰めなければならないことが多岐にわたっていたためだと説明した。

Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing, Lin Jarvis

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 9月26日(土)、MotoGPに参戦するヤマハはバレンティーノ・ロッシと2021年の契約を締結し、来季ロッシがサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTから参戦することを発表した。

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 今年初頭にロッシがファクトリーチームを2020年限りで離れることは決まっていたが、7月の時点から2021年のペトロナス・ヤマハSRT移籍は99%確実だと言われていた。それが、ようやく確定した形だ。

 この契約締結の遅れは、移籍先でのロッシのチームスタッフ構成の問題と関連していると考えられていた。実際、ロッシが語った所によるとクルーチーフ、データアナリスト、パフォーマンスコーチの3名は、ペトロナス・ヤマハSRTに移籍しても現在の布陣と変わらないが、長年共に仕事をしてきたメカニック2名はペトロナス・ヤマハSRTへは加わらないことになっている。

 26日(土)、ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービスとロッシは会見に出席。その際に話し合いが長引いた理由は、最終決定に必要な“正確さ”だったと語った。

「言うまでもなく、今日我々は2021年に向け、ファクトリーライダーとしてバレンティーノと契約した」

 ジャービスはそう語る。

「ファクトリーライダーというのは、彼がヤマハ発動機と契約を結んでおり、我々から完全なサポートを得て、ファクトリーマシンを手にし、注意深く綿密なフォローを受けるということを意味している」

「そのため、彼は技術的な面で何も困ることはないと思う」

「この交渉をまとめることができ、本当に嬉しく思う。おそらく6ヵ月ほどかかっただろう。不思議な感じだ。契約書を見ると、(これまでの契約の)延長のようなもので、(違いは)とても小さなものだったからね」

「だがここにたどり着くのに6ヵ月が必要だった。我々は日本の企業で、しかしマレーシアのチーム、そしてイタリアチームと交渉をまとめるということで、複雑な話なんだ。それに加えてこれらを全てをまとめようとするイギリス人がいるんだからね」

「その最中で問題が見つかることはなかった。しかし彼は普通のライダーではないため、複雑なんだ。普通のライダーなら、通常は迅速な取引が可能だ」

「だがバレンティーノ・ロッシのようなライダーのときは、技術サポート、チーム人員そして画像の権利といったあらゆる側面で非常に正確であることが必要だ」

「そして上手くやりたいなら、そうしたことには時間がかかる。ゴールに辿り着くことができ、とてもうれしく思っている」

 今回、ロッシの契約は予想されていた延長オプション付きの契約ではなく、単年契約となっている。ジャービスはこうなった理由についてヤマハ自体がドルナ・スポーツとの間で2021年以降のMotoGPに参戦することでまだ合意に至っていないためだと説明している。

 しかしマーベリック・ビニャーレスやファビオ・クアルタラロがヤマハと既に2022年までの契約を締結していることを考えれば、ヤマハがMotoGPから撤退するというのはまずあり得ないシナリオだ。

「契約を結ぶ時は、提供できるものについてのみ、契約を結ぶことになる」

 ジャービスはそう語る。

「つまり、我々は2022年のチャンピオンシップについて契約を結んでいないんだ」

「どのメーカーも5年間の契約を結んでいる。そして、その期間は2021年までとなっている」

「現時点で、個人的には2022年から2026年までMotoGPにいることに疑いはない。しかし契約はしていないんだ。だから契約で『来年も頼むよ』とは保証できない」

「だから、それが主な理由だ。そしてバレンティーノも自分に競争力があるのかを毎年確認したいと望んでいるし、今年と同じように何度かレースをして立ち位置を判断したいと思っているんだ」

「率直に言って、我々の契約では来シーズンの中盤に延長の可能性について話し合うという意図が明確に記されている。1年契約が、単なる1年を意味するわけではない」

 

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