ヤマハ、2022年のモルビデリには”リベンジ”を期待。3勝挙げた2020年の走り再現はなるか?
ヤマハのマッシモ・メレガリは、MotoGP2022年シーズンにフランコ・モルビデリが”リベンジ”を果たすことを期待している。
ヤマハのチームマネージャーであるマッシモ・メレガリは、MotoGP2022年シーズンにおいてフランコ・モルビデリが2021年シーズンの“リベンジ“を果たすことを期待している。
モルビデリは2020年シーズンに、型落ちのYZR-M1ながらもペトロナス・ヤマハSRTで年間3勝を挙げるなど大活躍。2021年も大きな期待が寄せられていた。しかし2021年、彼は前半戦のレースで大いに苦しみ、さらに膝に負った怪我の手術で中盤戦を欠場しなければならないなど、期待通りのシーズンとはいかなかった。
秋にはヤマハを離脱したマーベリック・ビニャーレスの後任としてヤマハファクトリーチームに昇格を果たしたが、5レースでの獲得ポイントは7点となっていた。
ただメレガリは昨年のモルビデリの復帰が“早すぎた“と考えており、ライダーとしてはYZR-M1に非常に良くマッチする人材だと評価。2022年は苦戦した昨年のリベンジを果たして欲しいと語っている。
「私がフランコに期待しているのは、昨シーズンからの“リベンジ“といったところだ。彼は昨年、色々なことがありすぎたからね」と、メレガリは言う。
「彼はかなり上手くスタートさせていたが、怪我をしてしまい、手術を受ける必要があった。そして(シーズン途中に)ファクトリーチームへの移籍も経験した」
「おそらく彼は回復がより早くなるようにと、バイクに早くに戻ってくることを望んでいたが、早すぎたのだと思う」
「終盤の数レースは、新たなチームメンバーやファクトリーマシンの習熟に使っていたんだ」
「良い状態にある、怪我以前にしていたのと同じ様にバイクを走らせるフランコを見たいと思っている」
「彼はこのバイクのライディングには慣れているし、我々のM1に非常によくマッチすると分かっているんだ」
先日インドネシアのマンダリカで行なわれたMotoGPのプレシーズンテストで、モルビデリは総合5番手とまずまずのタイムを記録している。ただ彼は直近の2年間で走らせてきた2019年型から最新型のM1に乗り換える上で、まだ完全に適合できていないと語った。
「まだバイクとのフィーリングを改善しなくちゃならない」
モルビデリはmotorsport.comにそう語った。
「セパンではフィジカルも良い状態でバイクに乗って、クルーチーフとの仕事を始められた。そしてベースを構築し始めて、最終的にはインドネシアで良いモノを手にできた」
「インドネシアでの3日間を通じてより良くしていこうと取り組んで、バイクからパフォーマンスを引き出し、興味深いものを見つけることもできたんだ」
「それでも、まだバイクのフィーリングは掴むべきところがあるし、バイクについてももっと良く知らなくちゃいけない」
「2019年型とは違った挙動をするんだ。僕はまだ2022年型よりも2019年型の方に慣れていている感じがする。だから最新型にもっと一体化する必要がある」
MotoGPは3月4日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕戦カタールGPがスタート。6日に決勝レース実施が予定されている。
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