ヤマハ、モルビデリ代役にWSBKギャレット・ガーロフ起用。昨年ロッシの代役で好走披露
ヤマハはMotoGP第9戦オランダGPを欠場するフランコ・モルビデリの代役として、スーパーバイク世界選手権に参戦中のギャレット・ガーロフを起用する。

MotoGP2021年シーズンの前半戦締めくくりとなる第9戦オランダGPが、6月24日から開始されるが、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリはこのレースを欠場する。
欠場の原因は22日のトレーニング中に、以前から怪我をしていた左膝を更に痛めてしまったことだ。
そしてヤマハはオランダGPでの代役として、スーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦中のギャレット・ガーロフの起用を発表した。
ガーロフは昨年のヨーロッパGPで、新型コロナウイルス検査で陽性となったバレンティーノ・ロッシの代役としてヤマハからMotoGPに参戦した経験がある。ただその際はロッシが2日目から復帰を果たしたため、YZR-M1での走行は初日のみとなっていた。
ガーロフはMotoGPマシン未経験かつミックスコンディションでの走行だったにも関わらず、ヨーロッパGP初日で好走を見せ、ヤマハのマネジメント側にとっても印象的なものとなっていた。
オランダGPで2度目のMotoGP参戦となったガーロフ。今回は途中アクシデントなどが無ければレース参戦も確実となる。彼は再びMotoGPマシンに乗ることを楽しみにしていると語った。
「このチャンスを前にワクワクしてる。僕はチャレンジから逃げるような人間じゃないし、トラックへ向かう準備はできているよ」
「僕にとっては経験のないサーキットになるけど、そういうのを試すのは好きだ。それにこのコースは速く、流れるような感じで楽しそうだし、僕のライディングスタイルにも合致すると思う」
「またヤマハのM1に乗ってスロットルを空けるのが楽しみだよ」
「僕の起用を考慮してくれたチームとヤマハに感謝したい」
「簡単じゃないだろうけど、僕のベストを尽くしていくよ」
なおガーロフがオランダGPのレースに出走すれば、アメリカ人ライダーとしては2016年のニッキー・ヘイデン(ダニ・ペドロサの代役)以来のこととなる。
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