全力を尽くそうと思えない……クアルタラロ、出口見えないヤマハの苦境にモチベーション低下
ファビオ・クアルタラロは、ヤマハの長期にわたる不振が自身のモチベーションに影響を与えていることを認めた。
Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ファビオ・クアルタラロは、ヤマハの競争力の低さによってモチベーションが低下し、今シーズンのMotoGPで最高のパフォーマンスを発揮することを難しくしていることを認めた。
中東情勢の悪化により、予定外のインターバルを経てスペインGPでシーズンが再開されたMotoGP。しかしヤマハ陣営の競争力は改善出来ておらず、フリー走行ではヤマハがトップに返り咲くために直面する課題の大きさを改めて浮き彫りにした。
開幕3戦と同様、ヤマハは金曜日のタイムシートでも最下位に沈み、ヤマハ勢最上位だったクアルタラロも17番手が精一杯だった。
グレシーニのアレックス・マルケスが記録したタイムから1.048秒遅れとなったクアルタラロ。より懸念されるのは、昨年のスペインGPで自身が記録したタイムとの差だった。
クアルタラロがプラクティスで記録した1分36秒752は、昨年彼がポールポジションを獲得した際のタイムから1.1秒遅れ。昨年のプラクティスと比較しても、0.3秒遅れだった。ヤマハは今季からV4エンジンを搭載しているが、直列4気筒エンジンを搭載していた時代よりも遅くなってしまっているのだ。
ヤマハが復活に向けて長い道のりに直面している中、クアルタラロは、現状を受け入れ始めていると示唆した。
「見た目通りだ」と彼は認めた。
「つまり、ヘレスでのベストラップタイムから1.1秒も離れているというのは、本当に、本当に遠いということだ」
「でも、少しずつそれに慣れてきていると思う。サーキットに来るたびに……予想がついているとは言わないけれど、とにかく全力を尽くしたくなくなるような感覚がある。残念ながら、僕たちはかなり遅れている」
Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
クアルタラロは、プラクティスのコンディションが昨年より悪かったという見方を否定し、アレックス・マルケスの記録した1分35秒704が、2025年の同セッションより約0.3秒速いタイムだったことを指摘した。
「今年の方がコンディションは良いと思う。昨年は本当にすごく暑かったけど、今は気温もかなり良い」
「アレックス・マルケスが35秒7で、他のライダーは36秒0くらいだった。昨年と今年のプラクティスを比較すれば、今年のほうがずっと速い。コンディションは良かったよ」
クアルタラロはまた、現行世代バイクのYZR-M1について、昨年ムジェロで初めてテストして以来ほとんど進歩がないと改めて強調し、問題は単純なトップスピード不足にとどまらないと指摘した。
「ここではコースが短い分、トップスピードが最大の問題になるはずだ。もちろん、僕たちはトップスピードが足りていないから、それは必要だ。でも、このタイプのトラックでは僕にとってそれは一番の問題ではないんだ」
「パワーを上げてほしいと強く求めているわけではない。もちろんパワーは欲しいけど、それよりも必要なのは、よく曲がって、しっかり止まれて、フロントのフィーリングがあって、グリップのあるバイクだ。これは9月からずっと求めていることだけど、何も見つけられていない」
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