ドヴィツィオーゾ、転倒巻き添えでノーポイントに「何も言うことはない」
MotoGP第9戦カタルニアGPでヨハン・ザルコは自身の転倒にアンドレア・ドヴィツィオーゾを巻き込んでしまったことについて「残念だ」と語った。
Andrea Dovizioso, Ducati Team Johann Zarco, Avintia Racing after crash
Gold and Goose / Motorsport Images
アビンティアのヨハン・ザルコは、MotoGP第9戦カタルニアGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を転倒に巻き込んでしまったことについて、申し訳ないと語った。
MotoGPカタルニアGPの決勝レース、ザルコは1周目のターン2で前方を走るダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が一瞬ブレーキをかけたことに反応。マシンを大きくバンクさせた状態でブレーキに触ってしまったザルコは、フロントタイヤをロックさせ転倒してしまった。
そして不運なことに、ザルコのアウト側にはスタートで大きくポジションを上げたドヴィツィオーゾがいた。彼は転倒したザルコを避けきれず、接触し転倒。第8戦終了時でランキング首位に立っていたドヴィツィオーゾだが、今回のノーポイントが響き、ランキング4番手にまで後退してしまった。
「今日については、とても残念だ」と。ザルコは言う
「今週末は上手く進んでいて、レースに向けては良い結果を期待していた。でもふたつめのコーナーでレースを終えてしまったことは、頭だけじゃなく胃にもくるものだった……」
「スタートは僕としては上手くやったと思う。ダニーロはターン1で本当に素晴らしいブレーキングをして、僕を追い抜いていった。それから彼が方向を変えた時に、僕はほとんど転倒していた。タイヤの左側の温度が低いから気をつけなくちゃいけないんだ」
「僕は彼に触れないようにとただ反応してしまって、ブレーキをかけ、そしてクラッシュした。問題は僕がクラッシュした時、ドヴィは僕を避けることができず、ドゥカティ勢が2台転倒してしまったことだ。なにより、そのひとりはチャンピオンシップを争っているアンドレアだったんだ」
「このことはとても悲しい気持ちにさせられる。もしブレーキを握っていなければダニーロに当たっていただろうと思うから、結局は同じ結果になっていたとは思う」
チャンピオンシップにおいてライバルにリードされてしまったドヴィツィオーゾ。しかし彼は転倒自体は“悔しい”と語っているが、単なるレーシングインシデントだとも述べている。
「フリー走行での僕のペースは悪いものじゃなかった。ペースはペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ)と似たようなものだったと思うし、レース終盤の彼は本当に速かった」
「彼が何を見つけたのか、(自分にも)それが可能だったのかはわからない。良いスタートを切ることが重要だったし、それができた。だからそれについては満足しているし、それ以外のことについては何も言うことはない」
「レーシングアクシデントだ。だから何も言うことはない。ただとてもガッカリしている。こういった事が起きた時は何もできなかったことがフラストレーションになるんだ」
「今日はチャンピオンシップにおいて多くのポイントを失ったんだ」
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