ザルコ、レプソル・ホンダ入りの曲芸移籍はナシ!? 本人はアプローチ期待も実現せずと認める
ヨハン・ザルコは自身が2024年にレプソル・ホンダのライダーになるのではないかという推測を否定した。
ヨハン・ザルコは2024年にレプソル・ホンダへ加入するのではないかという噂を否定した。
現在、2024年のMotoGP各チームのシートで未定となっているのは、マルク・マルケスの離脱によって空いたレプソル・ホンダの1席のみとなっている。そしてマルケスの後任という大役を誰が担うのかには様々な噂が飛び交っている状況にある。
RNFのミゲル・オリベイラはホンダからアプローチがあったことを認めているほか、来シーズンのLCRホンダ加入が決まっているザルコが、ホンダファクトリーチームへとスライドするのではないか、といった見方もあった。実際、ザルコもその可能性について言及したことがあったからだ。
ただザルコのレプソル・ホンダ加入は現実のモノとはならなそうだ。第16戦オーストラリアGPを前に、ザルコ本人が語った。
「僕は(マルケスの離脱で)自分が候補になるのは自然なことだと思っていたんだけど、“自然と”実現しなかったことには、多くの理由がある」
「シートが空いたからといってファクトリーチームへと移るのが自明なことではない。彼らに望まれてそこにいるんだ」
「マルクが『辞める』と言ったときには、僕はもっとホンダとファクトリーチームがこの件(ザルコのファクトリー入り)を熱心に推し進めることを期待していたんだ」
そしてザルコは、LCRのルーチョ・チェッキネロ代表の考えや、LCRに留まることで更にMotoGPキャリアを続けることができる可能性が高まるという点にも言及した。
「ルーチョが僕とやりたいと思ってくれるのは論理的なことだ。僕はチャンピオンシップでトップ5を争っているんだし、彼にとってはスポンサーへの訴求にもなる」
「ファクトリーチームで1年だけやるよりも、ルーチョそしてホンダとこのプロジェクトがどうなるかを確かめていくほうが良い。もしかすると、1年間(ファクトリーチームで)頑張るよりも、(LCRで)2年間のプロジェクトに取り組んだほうが金銭的にも良い可能性もある」
なおホンダからのアプローチがあったことを認めていたオリベイラだが、1週間が経過したオーストラリアGPの木曜時点では、「僕から言うことはない。オファーが来ていたら、もっと話しているだろう」と、進展がないことを明らかにしている。
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