初優勝で「ホッとした」ザルコ、ホンダ移籍に向けても気が楽になった?
ヨハン・ザルコはMotoGPオーストラリアGPで初優勝を達成したことで、来年のホンダ乗り換えに向けて気持ちが軽くなったようだ。
MotoGP第16戦オーストラリアGPで初優勝を達成したヨハン・ザルコ(プラマック)は、勝ったことで来年のLCRホンダへの移籍を気楽に考えられるようになったという。
ザルコは2017年のMotoGPクラス昇格から、表彰台こそ獲得していたが勝利には手が届いていなかった。そして先日行なわれたオーストラリアGPで彼は、キャリア120戦目にしてついにMotoGPクラスでの勝利を手にした。
ただやっと勝利を収めたものの、ザルコは来年プラマックを離れ、LCRへと移籍する。つまり彼を勝利へと導いたドゥカティ・デスモセディチGPとはお別れなのだ。
オーストラリアGPでの勝利で、ホンダ移籍に向けた決意が難しいモノになったのではないか? タイGPでそう訊かれたザルコだったが、彼いわく問題はないという。
「いや、(ホンダ移籍に向けて)楽にすらなると思うよ。別の章みたいなものだ」
「そして、他のライダーがやっていることからも、まだたくさんの学びがある」
「これからも学んでいって、それがこの次の2年間に向けた有用な経験になってくれるのは間違いない」
Johann Zarco, Pramac Racing
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
またザルコはMoto2時代の2016年バレンシアGP以来の勝利は、2015年のMoto2初タイトル獲得の感触に似ており、安堵することができたと語っている。
「本当に初タイトルのようで、『あぁ、終わった』みたいな感じだったんだ」
「そしてまたバイクに乗り、パフォーマンスを発揮し、勝とうとするんだ」
「今回の勝利はおそらく初タイトルと同じ感覚だった。初タイトルはレースを子供の頃から25歳まで続けてきて、やっと手にしたものなんだ。ここまでの120レースのようにとても長い道のりだった」
「だから初タイトルと似たようなフィーリングなんだ。でも喜びを爆発させたわけじゃなくて、『よし、やっとできたぞ』という気持ちが強かった」
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