フォルガー、”ジルベール症候群”に罹患していた「強くなって戻ってくる」
先月の日本GP以来レースを欠場していたフォルガーは、ジルベール症候群に罹患していたことがわかった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
テック3・ヤマハの発表した声明によると、ジョナス・フォルガーはジルベール症候群に罹患していたことが明らかになった。
24歳のフォルガーは、伝染性単核球症に罹患しているのではないかと見られ、先月の日本GPを欠場した。
来年もテック3に残留することが決まっているフォルガーだが、日本GPに続きオーストラリアGPとマレーシアGPも欠場。そして今週末の最終戦バレンシアGPも欠場が決まっている。
母国ドイツへ帰国し専門家の診断を受けたフォルガーは、ジルベール症候群であると診断された。ジルベール症候群とは遺伝性の病気であり、肝臓が正常にビリルビンという物質を処理する機能を妨げるものだという。
テック3の声明によると、フォルガーは数年間にわたってこの影響を受けており、日本GPを前に病状が悪化したため、今は”寝たきり”になっているという。
この診断を受けたフォルガーは次のように語った。
「今は状況を明確に理解することができ、どのように前進して行くのかも分かって大いに安心している。僕にとってこの6週間はとても厳しかった。何が起きているのかも、なぜ僕の体が完全に機能しなくなってしまったのかも分からなかったんだ」
「2011年以来僕はこの症状を患っているけど、常にこれを乗り越えることができていた。だけどどうなっていたのか本当に分からなかった」
「深刻な病気に罹り、最終的にこのように診断されるなんて残念なことだ。でも答えを見つけることができてとても感謝している」
「僕はこれまで以上に強くなって戻ってくる。そしてMotoGPでトップ争いをするんだ」
これまでMoto3やMoto2などでも勝利を重ねてきたフォルガーは、今年から参戦しているMotoGPで現在ランキング10位につけている。
彼の今シーズンのハイライトと言えば、ザクセンリンクで行われた母国レースで、優勝したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に次いで2位に入り、MotoGPで初めての表彰台を獲得したことだ。
またテック3の発表した声明には、フォルガーはアラゴンGPでのフリー走行中のクラッシュによって右声帯の神経を損傷しており、その治療も現在行なっているという。
なお治療を続けているフォルガーの代役には、マイケル・ファン・デル・マークが前戦に続き起用されている。
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