マルケス「ホンダの加速性能はスズキより遅い」
マルク・マルケスは、ホンダのMotoGPマシンはすでにスズキのマシンの後塵を拝していると語る。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
昨年MotoGPに復帰したスズキは、トップスピードを加速性能が弱点だと言われていた。しかし彼らは、シームレスギヤシフトの導入とエンジンのアップグレードにより、両方の面でかなりの改善を果たした。
マーベリック・ビニャーレスは先日ル・マンで行われたフランスGPでこのスズキのマシンに乗り、スズキのMotoGP復帰後初の表彰台を獲得した。一方、ホンダのマルケスは、マシンの弱点である加速を補おうとしたところ、フロントエンドのグリップを失い、クラッシュしてしまった。
マルケスはスズキの冬の間の進化が、今やホンダの勢いを凌駕していると考えている。
「問題は加速性能にある。この部分で、僕らはかなり失っている」と、マルケスはレース後にメディアに対して語っている。「加速を改善することができれば、我々のバイクは最高バイクのうちの1台となるだろう」
「それは非常に難しい。ストレートで前のマシンについていけない時、精神的には非常に難しいんだ。少なくとも、僕はこの後2レースは、この状態だろう」
「僕らは改善に必要な部分を知っている。でも、今はエンジンの開発が凍結されているので、シーズン途中で改善するのは非常に困難だ」
「ホンダの加速性能は、ドゥカティ、ヤマハ、スズキに次ぐ4番目だ」
マルケスは、バルセロナで行われるカタロニアGPの翌日に行われるテストで、加速性能が向上することを望んでいると付け加えた。
「バルセロナでのグランプリの後、月曜日にテストを行う」とマルケスは語る。
「ホンダとは話していないが、期待している。僕は、彼らが加速性能を改善するために一生懸命働いているのを知っている」
「パワーはあるんだ。でも、それをしっかり使えていない」
ペドロサは加速の弱さに挫ける
ペドロサはフランスGPで、ヤマハの2台とビニャーレスに次ぐ4位だった。彼はレース後、ホンダの加速性能のおかげで、あまりにも長く遅いマシンに引っ掛かっていたと話した。
「僕はプッシュしようとしたんだ。しかし、加速性能の部分で多くのタイムを失ってしまった」とペドロサ。
「僕の前にはヤマハのサテライトチームの2台と、スズキの2台がいたんだ。そして、すべてのコーナー出口で、0.2〜0.3秒失った」
「ブレーキングで多くの時間を稼いだけど、なかなか抜くことができなかったんだ」
「燃料タンクが軽くなった時、グリップは少しだけ増した。でもその時にはすでにレースの大半は終わっていたし、差が開きすぎていた」
「前との差を埋めるのは、すでに困難だったんだ。僕のペースはロッシと同じかそれ以上だったと思う。でも、時すでに遅しだったんだ」
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