ダニカ・パトリック、来季のデイトナ500&インディ500を最後に引退

女性レーシングドライバーのダニカ・パトリックは、来年のデイトナ500とインディ500を最後に引退することを発表した。

 金曜日、NASCARのレースが開催されているホームステッド=マイアミ・スピードウェイにて、アメリカ人の女性レーシングドライバーであるダニカ・パトリックは、今シーズンがNASCARにフル参戦する最後のシーズンになるだろうと語った。

「この決断をする状況に追い込まれたとは考えてはいません。これは私の人生が進むべき場所のように感じています」

「時には厄介な出来事もありました。私はこれまで直面したことのなかった状況に、今年の初めから出くわしていました」

「スポンサー問題を抱えたことは一度もありませんでした。そのおかげでいろいろなことを考えさせられました。次の段階のことを考えて興奮しています。私を信じてくださいね」

デイトナ500とインディ500がラストレース

 彼女の次の段階というのは、来年のデイトナ500(モンスターエナジーNASCARカップの開幕戦)とインディカーシリーズのインディ500という、2つの権威あるレースの後に設けられるようだ。

 パトリックはどちらのレースでも優勝経験はないが、成功を収めてきた。2013年のデイトナ500ではポールポジションを獲得。ラップリード5周を記録し、8位フィニッシュを果たしている。2009年のインディ500では3位を獲得し、インディ500でトップ3に入った唯一の女性ドライバーとなっている。

 ちなもにパトリックは、インディカーに参戦していた2008年に、日本で行われた第3戦インディジャパン300で優勝を挙げている。この優勝はインディカーシリーズにおける彼女の初優勝であると同時に、インディカー史上初の女性ドライバーの優勝でもある。

「とても興奮しています。私のキャリアの素晴らしい締めくくりとなるでしょう」

 今のところ、来年どのチームからこの2レースに出場するのかは決まっていないと彼女は話した。また今シーズン序盤には、スポンサーシップ不足の影響でスチュワート-ハース・レーシングに戻ることはないだろうとも明かしていた。

 次のシーズンに関してのプランはまだ決まっていないものの、彼女は楽しみを感じることがなくなった場合、レースから離れることに抵抗はないと繰り返した。

「これまで話してきたように、もっと良くなることがないのならば、私はそれをしたくはありません。楽しくないですしね。私はここにいますが、楽しくないのです」

「すべてのことを続けようという必要性も、本当にないのです」

「もし何か魅力的なものが見つけられなければ、その他のもののためにプッシュするつもりもありません」

 パトリックはこれまでNASCARカップシリーズで189レースに出場し、優勝こそないもののトップ10フィニッシュが7回、ポールポジションを1度獲得している。またこれまでに53321周を走破し、64周に渡ってラップリードを記録している。

 また彼女はNASCAR Xfinityシリーズにも64レース出場しており、トップ5フィニッシュが1回、トップ10フィニッシュが7回、そしてポールポジション獲得1回という記録を残している。

 かつてのNASCARカップシリーズのチャンピオンであり、スチュワート-ハース・レーシングでパトリックのチームメイトでもあるケビン・ハービックは、パトリックがNASCARに与えた影響は計り知れないと木曜日に話していた。

「彼女がいなくなるまでに、どれほど影響を与えたかということを表すことはできないと思う。その一部を見られたこと、彼女とチームメイトであること、そして彼女が直面したり、こなしてきた様々なチャレンジというのは素晴らしいものだ」

「彼女は大スターだ。彼女が成し遂げてきたことを考えれば……つまり私が言いたいのは、彼女と他の誰かを比べることができるのだろうか、ということだ。彼女に並べる人も、彼女がやったことをできる人も他にいないだろう」

「それゆえ彼女がここからいなくなったら、大きな穴が開いてしまうことになる」

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この記事について
シリーズ Monster Energy NASCAR Cup , IndyCar
ドライバー Danica Patrick
記事タイプ 速報ニュース