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インタビュー

ライコネン、NASCARカップデビュー戦は”楽しむこと”に集中「僕は自分のためにやってるんだ」

元F1世界チャンピオンのキミ・ライコネンは、NASCARカップデビュー戦では「失うモノは何もない」ため、楽しむことに集中したいと語っている。

Daniel Suarez, TrackHouse Racing, Princess Cruises Chevrolet Camaro, Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Daniel Suarez, TrackHouse Racing, Princess Cruises Chevrolet Camaro, Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Ben Earp / NKP / Motorsport Images

 ワトキンスグレン戦でNASCARカップ・シリーズのデビューを迎えた元F1世界チャンピオンのキミ・ライコネン。楽しむことにと語っていたが、予選終了時点ではコース上のインシデントもなく、そのミッションは達成できているようだ。

 ライコネンは初の予選で27番手となったものの、フリー走行では堅実なレースペースを見せた。ただレースに向けたマイレージは不十分だと考えているようだ。

「もっと周回数があればよかったね」

 ライコネンはそう語る。

「多くのポテンシャルを感じているよ」

「でも分かるでしょ。僕はどのラインを走ったら良いのかイマイチ分からないし、まとめ上げるには周回数が足りなかった。でもまあ、楽しかったよ」

「シミュレータで体験した時から、なんとなく予想していたことがほとんどだったよ。もちろん差はあるモノだし、細かいデータはシミュレータだと出てこない。少なくとも僕はこのコースを知っているけど、いくつかのポイントではもう少し上手くやれるはずだ」

「あるところでは僕はかなり良いと思うけど……まあ良かったよ。何も期待はしていなかったけど中団辺りだし、まあまあかな」

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Photo by: Jasen Vinlove / NKP / Motorsport Images

 ライコネンは2021年シーズン最終戦のアブダビGPでF1を引退。彼にとってはワトキンスグレンでのこのレースが、F1引退後初のモータースポーツイベントとなる。

 彼がドライブするのは、トラックハウス・レーシングのシボレー『カマロZL1』。国際的なトップドライバーをNASCARへ誘致することでシリーズの周知を広めるチームの「プロジェクト91」の一環として、ライコネンはカップ・シリーズへとやってきた。

 日曜日に控えたレースに向けて、ライコネンは家族全員を連れて数週間アメリカに滞在。その間、ライコネンはシミュレータ作業やiRacingのイベントへ参加し、選抜ドライバー・オリエンテーションテストでは現行のGen3マシンを初めてドライブした。

 ライコネンはF1で20年近いキャリアを築いたが、その”サバティカル休暇”中には世界ラリー選手権へ参加。NASCARでも、カップ・シリーズの下位カテゴリーに当たるXfinityシリーズやトラック・シリーズにスポット参戦した経験がある。

 なぜ、異なるモータースポーツカテゴリーへ移行することで生まれる潜在的な”失敗のリスク”を冒すのかと尋ねられたライコネンは、その指摘を真っ向から否定した。

「リスクは無いと思う。逆にどうしてやらないの?」

 そうライコネンは答えた。

「僕は何を失うと言うんだ? 僕がNASCARのレースで良くなかったとか、どこかのレースで僕が良くなかったとか?」

「僕は気にしてないし、自分のためにやってるんだ。良い結果だろうが、悪い結果だろうが、たとえ20レースやったとしても起こるモノは起こる。色んな理由で悪い結果になる可能性はあるんだ」

「ネガティブなことは何もない。素晴らしいことだと思う。多くのドライバーがチャンスを得たい、挑戦したいと思っているはずだけど、なかなかそう簡単にはいかないからね」

「だから将来的には、ヨーロッパ勢を呼び込むチャンスが増えるかもしれないね」

 ライコネンはレースに向けて残る準備は、NASCARのレギュレーションに慣れることだと語った。

「その面でバカげたミスを起こさないようにしたいね。そしてマシンで何ができるかを見てみたい」と彼は言う。

「僕らのスタート位置からどこで攻めるのか……中盤がいいのかな。そういうことを少し考えて、改善しようと思っている」

「楽しみながら、できる限りのことをやっていきたい」

 
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