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インタビュー

ライコネン、NASCARカップデビュー戦は”楽しむこと”に集中「僕は自分のためにやってるんだ」

元F1世界チャンピオンのキミ・ライコネンは、NASCARカップデビュー戦では「失うモノは何もない」ため、楽しむことに集中したいと語っている。

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写真:: Ben Earp / NKP / Motorsport Images

 ワトキンスグレン戦でNASCARカップ・シリーズのデビューを迎えた元F1世界チャンピオンのキミ・ライコネン。楽しむことにと語っていたが、予選終了時点ではコース上のインシデントもなく、そのミッションは達成できているようだ。

 ライコネンは初の予選で27番手となったものの、フリー走行では堅実なレースペースを見せた。ただレースに向けたマイレージは不十分だと考えているようだ。

「もっと周回数があればよかったね」

 ライコネンはそう語る。

「多くのポテンシャルを感じているよ」

「でも分かるでしょ。僕はどのラインを走ったら良いのかイマイチ分からないし、まとめ上げるには周回数が足りなかった。でもまあ、楽しかったよ」

「シミュレータで体験した時から、なんとなく予想していたことがほとんどだったよ。もちろん差はあるモノだし、細かいデータはシミュレータだと出てこない。少なくとも僕はこのコースを知っているけど、いくつかのポイントではもう少し上手くやれるはずだ」

「あるところでは僕はかなり良いと思うけど……まあ良かったよ。何も期待はしていなかったけど中団辺りだし、まあまあかな」

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Kimi Raikkonen, TrackHouse Racing, Recogni Chevrolet Camaro

Photo by: Jasen Vinlove / NKP / Motorsport Images

 ライコネンは2021年シーズン最終戦のアブダビGPでF1を引退。彼にとってはワトキンスグレンでのこのレースが、F1引退後初のモータースポーツイベントとなる。

 彼がドライブするのは、トラックハウス・レーシングのシボレー『カマロZL1』。国際的なトップドライバーをNASCARへ誘致することでシリーズの周知を広めるチームの「プロジェクト91」の一環として、ライコネンはカップ・シリーズへとやってきた。

 日曜日に控えたレースに向けて、ライコネンは家族全員を連れて数週間アメリカに滞在。その間、ライコネンはシミュレータ作業やiRacingのイベントへ参加し、選抜ドライバー・オリエンテーションテストでは現行のGen3マシンを初めてドライブした。

 ライコネンはF1で20年近いキャリアを築いたが、その”サバティカル休暇”中には世界ラリー選手権へ参加。NASCARでも、カップ・シリーズの下位カテゴリーに当たるXfinityシリーズやトラック・シリーズにスポット参戦した経験がある。

 なぜ、異なるモータースポーツカテゴリーへ移行することで生まれる潜在的な”失敗のリスク”を冒すのかと尋ねられたライコネンは、その指摘を真っ向から否定した。

「リスクは無いと思う。逆にどうしてやらないの?」

 そうライコネンは答えた。

「僕は何を失うと言うんだ? 僕がNASCARのレースで良くなかったとか、どこかのレースで僕が良くなかったとか?」

「僕は気にしてないし、自分のためにやってるんだ。良い結果だろうが、悪い結果だろうが、たとえ20レースやったとしても起こるモノは起こる。色んな理由で悪い結果になる可能性はあるんだ」

「ネガティブなことは何もない。素晴らしいことだと思う。多くのドライバーがチャンスを得たい、挑戦したいと思っているはずだけど、なかなかそう簡単にはいかないからね」

「だから将来的には、ヨーロッパ勢を呼び込むチャンスが増えるかもしれないね」

 ライコネンはレースに向けて残る準備は、NASCARのレギュレーションに慣れることだと語った。

「その面でバカげたミスを起こさないようにしたいね。そしてマシンで何ができるかを見てみたい」と彼は言う。

「僕らのスタート位置からどこで攻めるのか……中盤がいいのかな。そういうことを少し考えて、改善しようと思っている」

「楽しみながら、できる限りのことをやっていきたい」

 
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